森林土木事業における大型ドローンを用いた資材運搬現地検討会を開催しました
掲載日:令和6年6月12日
嶺北森林管理署
令和6年4月17日(水曜日)、吉野川上流地区白川復旧治山工事(翌債)工事現場において、嶺北森林管理署および(株)山全との共催にて「森林土木事業における大型ドローンを用いた資材運搬現地検討会」を行いました。
現在、当現場では高所掘削機を使用した法切工と現場吹付法枠工の施工を進めています。今回の現場吹付法枠工施工箇所は、幅約100m、高低差約90mの広い範囲に及ぶため、資材運搬の効率化が課題となり、その機械化を含む新しい現場運用の取り組みを検討する目的で、現地検討会を行いました。当日は、国土交通省・徳島県・三好市・関係事業体・森林管理局署職員など、約60名が参加しました。
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工事現場にて現地検討会を開催 |
今回使用した大型ドローンの機能と操作方法に関して、協力いただいた株式会社矢野商店からの説明を受けた後、実際に資材を作業現場まで飛行輸送しました。このドローンにはウィンチが装備されており、ワイヤーを上下に動かすことで、資材の積み降ろしが安全にできることを確認しました。
次に、荷物を吊り下げた際の重量による機体の揺れを抑制するスイングコントロール機能の実証デモフライトが実施されました。
ドローンが稼働している間、大型モニターに表示されたカメラの映像や高度・距離などのフライトデータを通じて、フライトの安全性を確認することができました。
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資材を運ぶドローンの様子 |
参加者はドローンの安全性、航空法、電波の届かない地域での対応などについて質問し、活発なディスカッションが展開されました。
当署は、大型ドローンなどを活用して人員削減と作業効率の向上を図り、事業体と共に新たな現場の形を構築していくことを目指しています。これを実現するために、今後も引き続き検討会を開催していく予定です。
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嶺北森林管理署治山グループ
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