このページの本文へ移動

四国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    緑を育む治山事業

    治山事業とは、森林の維持造成を通じて、山地で発生する災害から私たちの生命や財産を守る事業です。また、水源のかん養、生活環境の保全・形成等を図るたいへん重要な国土保全施策の一つであり、安全で安心できる豊かな暮らしを実現するための事業です。

    四国森林管理局管内の国有林は、その大部分が脆弱な地質の脊梁山脈に分布していることや全国有数の豪雨地帯であることから、山地災害が発生しやすい環境にあります。さらに近年の気候変動に伴う降雨形態の変化に伴い、豪雨の高強度化や長期継続化が進むなど災害の発生リスクが高まっており、四国森林管理局では、皆様の暮らしの安定と向上に役立つことを目的として治山事業を実施しています。

    ◇様々な治山の仕事

    1)山地災害の防止・復旧

    豪雨などによってもたらされる山くずれや地すべりなどの災害を防止したり、発生した山地崩壊箇所などを早期に森林へと復旧させるための事業を行っています。

    高知県香美市(別府山国有林)で行った山腹工事の写真 徳島県那賀町(阿津江地区阿津江区域)で行った渓間工事の写真

    高知県香美市(別府山国有林)

    徳島県那賀町(阿津江地区阿津江区域)



    ※治山事業の概要(PDF : 2,633KB)

    2)保安林を守り育てる

    暮らしを守り支えるために特に重要な森林は保安林として特別な取扱いをしていますが、適切な管理を怠ると十分な機能を保てなくなります。そのため、必要なところには本数調整などの保安林整備を行います。

    高知県黒潮町(入野西浜林・東浜林国有林)潮害防備・保健保安林の写真 高知県北川村で行った本数調整伐実施後の林内の写真
    高知県黒潮町
    (入野西浜林・東浜林国有林 潮害防備、防風・保健保安林)
    高知県北川村
    (本数調整伐 実施後の林内)



    保安林制度(林野庁のホームページへ

    3)民有林での治山事業

    四国森林管理局が治山事業を行っているのは、基本的には国有林です。ただし、個人等が所有している森林(民有林)であっても、大規模な崩壊地等であって、国が直接仕事を行った方がよい場合には、私たちが事業を行います。管内では以下の4地区で事業を行っています。

    徳島県三好市東祖谷(名頃下区域)で行った渓間工事の写真 高知県北川村(小島区域)で行った渓間工事の写真

    徳島県三好市東祖谷(祖谷川地区名頃下区域)

    高知県北川村(奈半利川地区小島区域)


    ※祖谷川地区直轄地すべり防止事業(PDF : 2,293KB)
    ※吉野川上流地区民有林直轄治山事業(PDF : 7,576KB)
    ※南小川地区直轄地すべり防止事業(PDF : 4,539KB)
    ※奈半利川地区民有林直轄治山事業(PDF : 8,859KB)


    ◇山地災害危険地区(ページへ移動

    ◇他事業との連携の事例

    激甚化する自然災害からいのちと暮らしを守るため、他機関と連携した流域全体の事業にも取り組んでいます。

    流域流木対策の連携(PDF : 721KB)

    治山と砂防の今後の流木対策における連携

    お問合せ先

    計画保全部 治山課

    ダイヤルイン:088-821-2150
    メールアドレス:shikoku_chisan*maff.go.jp(セキュリティ対策で@を*に置き換えています)