第4回の研修が始まりました~1日目(平成23年10月31日)
本日から、東北ブロック林業専用道技術者研修の第4回目が、「岩手県共済ビル」(岩手県盛岡市)において始まりました。
今回は、福島県を除く東北5県の森林土木工事等を担当している県職員10名、市町村職員2名、森林管理署職員等14名、合計26名が参加しています。
研修生は、3日間の日程で講義・現地実習等の研修を受講します。

開講の挨拶をされる盛岡森林管理署 伊藤文彦署長

研修運営委員として研修を視察される東京大学酒井秀夫教授 林野庁整備課 加藤昭広森林土木専門官
林業専用道作設指針の概要(講義)
講師から、森林・林業再生プラン、路網整備の考え方、林業専用道作設指針、林業専用道設計上の留意点等について説明がありました。

講師:東北森林管理局森林整備課 斉藤勝也林道実行係長

森林施業と作業システムに関する基礎知識を習得
林業専用道の調査設計(演習)
明日現地実習を行う中台林道を林業専用道として設計する場合について、図面上で路線を検討し、図面に書き入れました。

外部講師:(株)森林テクニクス青森支店 岡本有司業務課長



中台林道及び田代平林道を林業専用道とする場合、横断図、縦断図面等から見直す内容等について検討・とりまとめを 行いました。



研修2日目(平成23年11月1日)
研修2日目は、中台林道及び田代平林道において、現地実習を行いました。
現地実習(中台林道)
班ごとに中台林道延長580mを歩きながら、林業専用道として設計する場合、見直すべき線形、工法等について検討し、意見交換を行いました。
講師:東北森林管理局森林整備課 佐藤 誠設計指導官


検討した内容を発表

意見発表に解説を行う講師等

現地実習(田代平林道)
昼食後、班ごとに田代平林道延長1,000mを歩きながら、中台林道同様林業専用道として設計する場合、見直すべき線形、工法等について検討し、意見交換を行いました。



見直すポイントにおいて各班から意見発表




研修3日目(平成23年11月2日)
研修最終日は、昨日の現地実習での調査結果のとりまとめや発表を通じて今後の活動に向けたディスカッションを行いました。また、林業専用道設計のポイントについての説明がありました。
今後の活動に向けたディスカッション
研修1日目に中台林道及び田代平林道を林業専用道として設計する場合に、図面等から見直す内容等として検討した箇所について、2日目の現地調査結果を踏まえて見直すべき事項を班ごとにとりまとめて発表を行いました。


とりまとめ内容を各班から発表






研修1日目に中台林道を林業専用道として設計する場合の路線を図面上検討した演習について、路線選定をした理由等について班ごとにとりまとめ、発表を行いました。






林業専用道設計のポイント
波形線形、新たな路網整備の方向や路線選定の考え方等について説明が行われました。


研修の振り返り
東京大学酒井教授から研修に係る補足説明と講評がありました。

林野庁整備課加藤森林土木専門官から研修で得た知識と技術の実践を期待するとの挨拶がありました。

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