架線集材作業に関する現地勉強会を開催しました
令和6年11月6日(水曜日)、高知県高岡郡津野町船戸「ヤカラミ山国有林3250林班」の請負生産事業箇所において、「架線集材作業に関する現地勉強会」を開催し、当署管内の森林官、若手職員など34名が参加しました。
当該箇所は、当初は車両系による施業を計画していたところですが、地域から林地保全に配慮した森林施業を進めてほしいとの要望が有ったことから架線作業による搬出を指定し発注をしたところです。
令和6年度の当署管内の請負生産事業は21箇所の発注となっている中、当該箇所が唯一の架線集材による事業実行箇所となっており、近年の架線系での事業実行箇所が低位となっている四万十署の現状において、貴重な事業現場となっているところです。
また、職員実行による製品生産事業の廃止から四半世紀が過ぎ、架線集材技術を熟知した職員も減少しており、架線集材技術の継承も困難となっている現状を踏まえ、架線集材作業における人材育成を目的として、今回、若手職員を中心として本勉強会を開催しました。
勉強会では、本事業を受注された津野町森林組合により、架線集材による木材搬出からプロセッサによる枝打ち、玉切りまでの一連作業を実施いただいた後、現場代理人より各種架線の役割や索張りの手順及び集材機周辺の設備や集材機の動作などの説明をいただきました。また、元柱付近まで移動し使用している搬器(ホイスチングキャレッジ(アベックキャレッジ))を間近で見て動作状態などの説明も受けました。
当署では、各種事業の効率的な施業を推進することを目的としていることから、今後も引き続き現地検討会や現地勉強会を開催し、各種課題の解決や技術の継承に取り組んでまいります。
お問合せ先
四万十森林管理署
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