林業遺産の認定について~初代保護林白髪山(しらがやま)天然ヒノキ林木遺伝資源保存林~
プレスリリース
平成29年5月23日
林野庁四国森林管理局
林業遺産の認定について~初代保護林 白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林~
この度、四国森林管理局管内の「初代保護林 白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林」が、その歴史、景観、希少性等から日本森林学会による林業遺産に認定されましたのでお知らせします。
白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林は、江戸時代までの天然ヒノキの利用の歴史を経てなお残る美林として大正4 年10 月に、保護林制度に基づく学術参考保護林に指定され、今日まで当時のまま残っている唯一の保護林です。最も有名なヒノキ林は、山頂南側付近の白骨林で、立ち枯れした数千本の白骨林が自然の厳しさを感じさせてくれます。また、八反奈路(はったんなろ)と呼ばれる場所では、ヒノキの巨木が存在し、ヒノキの根が「たこ足状」に広がった「根下がりヒノキ」を見ることができます。
林業遺産は、日本森林学会が2013 年度に学会創設100 周年を記念して、日本各地の林業の歴史を読み解き、日本の林業を将来にわたって記録・記憶する取組として開始したもので、これまで(2013~2015)に全国で16 件が認定されており、今年度は新たに7件が認定されました。四国では、今回の白髪山保存林も含めて3箇所の認定(いずれも高知)となり、高知県は、福井、長野と並んで日本で最も多く林業遺産を有する県となりました。
お問合せ先
林野庁四国森林管理局企画調整課担当:松井、濵田
TEL:088-821-2160
計画課担当:松本、横山
TEL:088-821-2100
嶺北森林管理署森林技術指導官:鶴内
総括森林整備官:橋口
TEL:0887-76-2110