ヤナセ天然スギの今後の取扱いに関する検討委員会の取りまとめ結果について
平成27年3月31日
四国森林管理局
概要
四国森林管理局では、魚梁瀬地方の国有林に分布するヤナセ天然スギの今後の取扱い(伐採供給の方針)について、昨年11月に「ヤナセ天然スギの今後の取扱いに関する検討委員会」を設置し、これまでに3回の委員会及び現地検討会1回を開催するとともに、広く一般からの意見募集を行い、検討を進めてきたところです。
この度、本委員会における取りまとめを踏まえ、ヤナセ天然スギの今後の取扱い(伐採供給の方針)を決定しましたので、公表します。
方針の骨子
1.ヤナセ天然スギの伐採供給の方針について
- 希少なヤナセ天然スギの資源を維持し保全していくため、継続的、計画的な伐採及び供給は、平成30年度から休止する。
- ヤナセ天然スギの林分の一部については、備蓄林的な位置付けとして扱い、今後、公共性の高い特殊な用途の需要等に対応する。
- 被害木や危険木、衰退木等の伐採や研究目的の伐採による材については、供給が可能と判断されれば、需要者側に情報を提供しつつ有効活用する方向で対応する。
2.人工林スギ大径木の供給について
- 人工林スギの大径木については、130年生以上の高齢級林分に加え、80年生以上の林分についても間伐等により発生する材を供給する。
- 高齢級人工林から生産される大径材を、ヤナセ天然スギを代替する優良材として位置付け、ブランド化や需要の創出等について民有林と連携して取組む。
3.ヤナセ天然スギの後世への引き継ぎ
- 今後林野庁から示される保護林の取扱い、ヤナセスギに関する外部機関による調査研究、千本山保護林のモニタリング調査等を踏まえ、ヤナセ天然スギの施業上の取扱いなどについて、関係機関と連携して検討を行う。
(参考)平成29年度までのヤナセ天然スギの供給について
- 安芸森林計画区の施業実施計画書(計画期間:平成25年度~29年度)に基づき、資源状況等を踏まえ、事業収支面を考慮して計画する。
〈添付資料〉
ヤナセ天然スギの今後の取扱い(伐採供給の方針)(PDF : 496KB)
「ヤナセ天然スギの今後の取扱いに関する検討委員会」開催要領(PDF : 63KB)
「ヤナセ天然スギの今後の取扱いに関する検討委員会」委員名簿(PDF : 54KB)
第1回検討委員会(平成26年11月5日)(PDF : 67KB)
第2回検討委員会(平成27年1月9日)(PDF : 84KB)
第3回検討委員会(平成27年3月18日)(PDF : 82KB)
お問合せ先
計画保全部計画課担当者:森林施業調整官
代表:088-821-2210(内線:502)
ダイヤルイン:088-821-2100