令和6年度第3回四国森林管理局国有林材供給調整検討委員会の開催結果について
令和6年12月17日、令和6年度第3回目の「四国森林管理局国有林材供給調整検討委員会」を開催いたしました。
委員会では、「国産材製品については、依然として建築資材が高騰し、建築費も上昇する中で、住宅着工戸数の減少が続き、構造材を中心に動きが停滞している。製材工場では、出荷量の減少、在庫量の増加、価格の低迷など厳しさが増している。
また、来年4月には改正建築基準法等が施行される予定とされており、今後の住宅着工等にも影響することが予想される。
このような中、木材の需給状況については、製材品の引き合いは弱いものの、一方でスギ・ヒノキ材ともに例年より出材量が少ない状況となっており、品薄感から原木の引き合いが高まり、直近では総じて値上がり傾向にある。
素材生産事業については、時期的に最盛期を迎える中、上記のように出材量は例年より減少しているなど、今後の見通しは不透明であるが、仮に生産量が増加することになれば、供給過多となり需給バランスが崩れることも危惧される状況である。
以上の状況を踏まえ、現時点では国有林材の供給調整は行わないこととする。引き続き製材品の需要動向や民有林材の出材状況を見極めつつ、地域の実情に即した供給調整の要否を検討していくこととする。」との検討結果となりました。
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