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四国森林管理局

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    プレスリリース

    高知発「こじゃんと1号」のDVDを作成、「森林・林業・環境機械展示実演会 in 東京」で展示します~ 高知発のシカ用小型囲いわなが東北・関東地方に進出 ~2.見出し2

    平成30年11月12日
    四国森林管理局

     

    1.   四国森林管理局では、深刻化するニホンジカによる森林被害に対応するため、安価で使い安く組立てが容易な小型囲いわな「こじゃんと1号」を開発し、地元自治体や猟友会等と連携し、わなの普及や捕獲技術支援を行っています。高知発「こじゃんと1号」は、1)安価で軽量(約5万円)、2)組立・解体が容易、3)農林業者が被害防止のために設置する場合は一定の条件の下で狩猟免許が不要などの特徴があります。「こじゃんと1号」は、高知市のメーカーに依頼し製作・販売しています。「こじゃんと」とは、土佐弁で「すごくたくさん」の意味です。

    2.   このたび、「こじゃんと1号」の一層の普及のため、四国森林管理局職員の手作りでわなの組立方法や使い方をわかりやすく解説したDVDを作成しました。四国森林管理局のホームページに動画を掲載するとともに、11月18~19日に東京都あきる野市で開催される「2018森林・林業・環境機械展示実演会」にわなの実物と一緒に展示します。組立ての実演も行います。 

      *高知発「こじゃんと1号」のDVD動画の掲載先:https://www.youtube.com/watch?v=tQ30TfV3P-Y

    3.  「こじゃんと1号」は、昨年12月に愛媛県が3市町に21基、本年10月に東北森林管理局が18基を購入・設置し、平成30年10月末で全国に計171基が導入されています。「こじゃんと1号」によるニホンジカの捕獲頭数は約800頭に上っています。さらに東北地方に9基、群馬県に4基が導入される予定であり、高知発の安価で使い易い小型囲いわなが、四国はもとより、東北・関東地方に広がっています。去る10月1日に岩手県遠野市、遠野猟友会、岩手南部森林管理署遠野支署の三者がシカ被害対策協定を締結し、「こじゃんと1号」4基が設置されました。四国森林管理局も、馬路村、梼原町、北川村、いの町(民間企業)、香川県森林組合連合会、徳島県南つるぎ地域活性化協議会と地元森林管理署の間で6件のシカ被害対策協定を締結し、わなの無償貸与、国有林の入林手続き簡素化、捕獲技術支援を行っています。

    4.   四国森林管理局は、今後も、地元自治体や猟友会と連携し、高知発「こじゃんと1号」の普及等を通じてシカ被害対策を積極的に推進してまいります。
    <「こじゃんと1号」の特徴>
    1. 低コスト:約5万円で市販の箱わなの半分以下。仕掛けキット(別売)は約4千円

    2. 小型軽量:約60kgで、組立後、軽トラに積載可能

    3. 組立・解体が容易:2人で5分程度

    4. 農林業者は狩猟免許が不要:天上部が2分の1以上解放されているため「囲いわな」に該当し、農林業者が被害防止のために設置する場合は一定の条件の下で狩猟免許が不要

      〇「こじゃんと1号」                                     〇「こじゃんと1号」のDVD
                      

      〇岩手県遠野市の設置の様子                              〇愛媛県鬼北町で組立て講習会の様子
                   
    この記事は、平成30年11月12日現在のプレスリリースであり、こじゃんと1号の価格は変動しています。

    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    ダイヤルイン:088-821-2250