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四国森林管理局

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    令和6年度南予森林アカデミー「ドローン操作実習及び活用事例研修」

    令和6年7月18日
    愛媛森林管理署


     愛媛森林管理署は、令和6710日、南予森林アカデミーの研修生4名を対象に、ドローン操作実習と講義を南予森林アカデミーで実施しました。
     今年度の研修生は、昨年度と比べ6名から4名の人数の変更はありましたが、年代関係なく、林業に興味、関心の高い方たちで、講義に対して、積極的な姿勢が見られました。

     今年度の研修は、午前中に、平坦で立木等への接触等の危険性が低く、南予森林アカデミーが実習等で普段使用している研修場にて、ドローンの操作実習を行いました。
     ドローンの操作実習は、プロペラ固定等の準備から始まり、飛行までの流れを愛媛森林管理署講師たちが説明し、飛行のデモンストレーションを行った後、研修生にドローンを操作してもらいました。研修生は、最初、慣れない様子で、上昇、旋回、移動を繰り返していましたが、慣れてくるにしたがい、オペレーターと補助者(飛行経路全体を見渡し、オペレーターに対し、飛行状況等の必要な助言を行う人)の関係を交互に繰り返し、ドローンの目視確認、タブレットに映る飛行データ(高度や衛星等の情報)の状況を確認し合っていました。研修生は、タブレットのタップボタンの機能やタブレットに表示されている情報が何を示しているのか等、積極的に質問をしていました。

     午後から座学として、航空法に基づいた飛行ルール、国有林野事業におけるドローン活用方法等を紹介しました。ドローンの活用として、オルソ画像化(真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像)の説明、オルソ画像を用いたGIS(コンピュータ上で、位置情報と紐付けられたデータを見たり、解析したりすることができるシステム)での解析(面積測量や樹種判断)等を説明し、研修生から樹高測定、樹頂点解析(木の一番上を点の情報として解析し、本数の推定や材積の推定を行う)はできるのか等の鋭い質問がありました。これに対して、愛媛森林管理署の職員は、ドローンでも技術的には可能だが、実例が少ないこと、広い面積で実施することを考えれば、無人ヘリによる航空レーザーの方が効率的であること、現地で樹木の樹高や径級を一本一本測り、経験を重ねることで、データの異常値が分かるので、現地で経験を重ねることも大事である、と回答しました。

     愛媛森林管理署は、今後も南予森林アカデミーにおいて、様々な研修の協力・支援を予定しており、引き続き林業の新たな担い手作りの一助となるよう取り組んでいきます。

    ドローン操作実習の様子


    お問合せ先

    愛媛森林管理署

    ダイヤルイン:089-924-0550