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四国森林管理局

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    石鎚山で登山をされる方へのお願い

    令和6年6月17日
    愛媛森林管理署

     

     令和6年4月、石鎚山土小屋ルート第3ベンチ付近を起点に南尖峰へ向かう約500mの範囲でシコクシラベ、シャクナゲ等の枝が切られていることを発見しました(写真)。

    シコクシラベ

    枝を切られたシコクシラベ

    シャクナゲ

    枝を切られたシャクナゲ

     シコクシラベ等の枝切りが発見された地域は、四国を代表する原生的な森林生態系が存在しており、四国森林管理局・愛媛森林管理署は、「森林生態系保護地域」(保護林)に指定し、保全と利用のバランスをとりつつ、管理を行ってきました(国定公園第1種特別地域、水源かん養保安林、保健保安林にも指定されています。)。

     具体的には、愛媛森林管理署は、ボランティア等の協力を得て、土小屋ルートや成就社ルートの登山道の維持修繕や登山道周辺の危険木処理を行い、登山者の利用と安全を第一に管理を行ってきました。
     一方、登山道以外は、踏みつけによるササの衰退や土壌の流失を避けるため、ロープや看板の設置により、登山道外に立ち入らないよう誘導して、原生的な森林生態系を保全してきましたが、シコクシラベ等の枝切りが発生してしまいました。

     登山を行う方々は、石鎚山周辺が四国を代表する原生的な森林生態系が維持・保全されている地域であることを認識し、登山の魅力であるその山固有の豊かな自然環境を誰でも楽しめるよう、自然環境に配慮して登山を行ってください。
     このようなことを広く知っていただくため、愛媛森林管理署は、石鎚山土小屋ルート第3ベンチ付近に新たな看板を設置しました(写真)。



    設置した看板(日本語版)
    設置した看板(英語版)


     
     また、「森林生態系保護地域」の保全を図るため、当該地域で許可なく設置された看板、ロープやテープ類、ペンキ表示等を発見した場合、速やかに撤去・消去を行います。



    お問合せ先

    愛媛森林管理署

    ダイヤルイン:089-924-0550