監督職員の現地検討会を開催しました
令和2年9月11日
愛媛森林管理署
愛媛森林管理署は、令和2年8月24日に愛媛県内子町小田深山国有林で伐採系森林整備事業に係る請負監督職員の現地検討会を開催しました。
この検討会は、伐採系森林整備における適正な保育間伐、造林木の生長を阻害する広葉樹の取り扱いなど、請負事業体に対して現地状況に合わせて適切な指示ができるように監督職員のさらなるレベルアップを目的としたものです。
午前中は、「森の学校(旧小田町立小田深山中学校)」で森林作業道の作設や列状間伐の作業仕様、監督業務や完了検査の取り扱いなど、改正された森林作業道作設要領、契約約款等を中心に資源活用課による座学を受けました。
午後からは、小田深山国有林63林班の保育間伐(活用型)請負現場において森林作業道を移動しながら、路面の水処理や盛土への伐根の利用、表土ブロック積工法の利点など作業道を作設する時の留意事項について再確認しました。
列状間伐の伐採箇所では、現地の状況に合わせて伐採列の幅や残存木の幅を決定するための「目あわせ」(認識合わせ)を行い、適切な伐採幅を検討し、残存列内の被圧木や造林木の生長を阻害する広葉樹の取り扱い等について確認しました。
愛媛森林管理署では、令和2年度に県内各地17箇所で伐採系森林整備を計画していますが、その殆ど全てが奥山の源流部での実行となりますので、壊れない森林作業道による適切な保育間伐がより一層求められます。
今年度の検討会は、コロナ禍の対応で最小規模での開催を余儀なくされましたが、監督職員が共通の認識を持って監督業務に従事できるように、次回は近い将来に監督業務を担う若手職員まで規模を拡充して開催したいと思います。
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