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四国森林管理局

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    令和6年度愛媛大学の学生を対象としたインターンシップ(就業体験実習)の実施概要について

    令和6912
    愛媛森林管理署

     愛媛森林管理署は、愛媛大学生の学習意欲の喚起、高い就業意識の育成、森林・林業行政に対する理解の醸成を目的に、愛媛森林管理署においてインターンシップ(就業体験実習)を行っています(根拠:愛媛森林管理署就業体験実習に関する覚書(平成313月、愛媛森林管理署と愛媛大学が締結))。
     令和6年度愛媛大学の学生を対象としたインターンシップは、8月26日から30日まで行われ、農学部生物環境学科森林資源コース3回生の4名(男性2名、女性2名)が参加しました。
     学生から事前に提出してもらったインターンシップの応募理由は以下のとおりです。

    ・将来、日本の林業に貢献したい。
    ・森林の整備や林業資源の活用に関する仕事を学びたい。
    ・幼少期から林業職である父の影響を受け、大学で生態系や森林について学ぶ中で、将来林業に携わりたいとの思いが強くなったから。
    ・愛媛森林管理署は、国有林の公益機能を発揮しつつ、地元との連携を深め、地域の活力創生に寄与している点に魅力を感じた。
    ・このインターンシップを通して森林管理署の業務内容を採用試験前に体験し、就職活動に生かしていきたい。

     そのため、愛媛森林管理署は、応募理由に応える講義や実習を行いました。
     具体的には、
    ・26日(月曜日)森林、林業、木材産業の現状と課題
                            令和6年度愛媛森林管理署の重点施策
                            総務業務等
    ・27日(火曜日)国有林材の生産・販売事業
                            収穫調査業務
    ・28日(水曜日)森林官業務、境界予備調査、巡視、林道作設要領
    ・29日(木曜日)ドローンの活用
                            愛媛森林管理署長との意見交換等
    ・30日(金曜日)台風10号により、治山、林道、造林事業を在宅学習
     を実施しました。

     5日間のインターンシップを体験した学生から、以下の反応がありました。
    ・現在の林業は赤字経営にならないように、新技術の活用やエリートツリー等による低コストを目指しているので、今後も注目していきたい。
    ・森林を知らない人に対して森林の役割を説明・体験してもらう、森林イベントに参加してみたい。
    ・新しい林業についてさらに知りたいと思った。
    OWLを使用することにより、収穫調査の簡素化ができることがわかった。
    ・収穫調査の実習で標準地調査を初めて経験できてよかった。
    ・森林官の仕事内容が分かった。またドローンを用いて巡視や作業道の監督をすることがあると聞き、ドローンの活用方法が多岐にわたると感じた。
    ・林道を造る際に考えるべき決まりや川との交差地点の設計方法など、多くのことを考える必要があることがわかった。
    ・国有林は、ドローンや地理情報システムなどの林業における新しい技術を積極的に取り入れていることがわかった。

     一方、制度や仕組みなどの概括的な説明が多く、具体的な事例の紹介が少なかった、ドローンのゴーホーム機能の操作方法を教えてほしかった等の意見もありました。
     これらの意見を踏まえ、来年度のインターンシップでは、適宜、質問や意見を発言できる時間を設定するようにして、インターンシップの改善を図っていきたいと考えております。


    生産・販売事業の担当者による事業概要説明の様子(国有林の生産・販売事業実習)

    地上1.2mの山側一方差しによる立木の胸高直径を測定している様子(収穫調査業務実習)

    愛媛森林管理署長との意見交換の様子

     

    お問合せ先

    愛媛森林管理署

    ダイヤルイン:089-924-0550