国有林へ入林される方へのお願い
令和4年に入り愛媛森林管理署管内の国有林内で広範囲にわたり、眺望確保等が目的と思われる樹木の枝の切断及び伐採の事案が立て続けに発生しました。
国有林には愛媛県レッドデータブックに掲載されている貴重な植物種も生育しており、その中には切られたところから枯れてしまう樹木もあります。
将来にわたって自然豊かな国有林を遺していくためにも、入林・登山の際には動植物を傷つける行為を行わないようお願いいたします。
内子町の笠取山頂上(標高1562m)においてツルギミツバツツジを含む樹木が伐採された状況
(2022年6月撮影、推定伐採時期は初春)
ツルギミツバツツジは四国の高山にしか生息しない珍しい種です。
また、この場所は保安林、自然公園の第1種特別地域に指定されており、
許可なく樹木の幹を伐採する行為は森林法及び自然公園法に抵触し、処罰の対象となります。
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石鎚山系の堂ケ森から二ノ森を通る登山道沿い(標高およそ1600~1900m)に自生するシコクシラベの枝が広域にわたって切断された状況
この場所は保安林、自然公園の第1種特別地域、保護林(石鎚山系森林生態系保護地域保存地区)等に指定されています。シコクシラベは準絶滅危惧種として愛媛県のレッドデータブックに掲載されており、標高1700m以上の地域に生育する希少な樹木です。
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お問合せ先
愛媛森林管理署
ダイヤルイン:089-924-0550