県立山口農業高等学校で出前講座を開催(令和元年6月25日)
令和元年6月25日(火曜日)、山口県立山口農業高等学校において、環境科学科(森林資源コース)の生徒を対象に、森林管理事務所職員が講師を務める出前講座を開催しました。2年生の生徒16名(男子15名、女子1名)に対して、所長、西山口首席森林官、森林整備官がそれぞれのテーマに沿って講義を行いました。
毎年この時期に実施している出前講座では、森林・林業を学ぶ生徒の皆さんに、国有林を将来の選択肢の一つとして考えていただくため、林野庁の組織や仕事、採用に向けた情報などを紹介しており、今回で6回目の開催となります。
小森所長からは、少しでも国有林に新たな興味を持ってもらいたいという思いが伝えられた後、国有林の歴史や、日本が世界有数の森林大国であることが語られ、その森林を管理・経営するために林野庁や森林管理局、森林管理署等がどのような仕事を行っているかということについて説明が行われました。
次に、市原首席森林官による森林官としての業務内容の説明の後、山へ入るための必需品や仕事道具、森林官専用の官用車などを実際に見せたところ、生徒たちも面白そうにのぞき込んでいました。特に、ハチ対策用の自動注射器やスパイクのついた地下足袋、測量用のコンパスなど、初めて見るものには興味津々の様子でした。
最後に、平木森林整備官からは、採用試験の仕組みや女性職員から見た職場の様子などが、実体験も交えて説明されました。職場の人間関係や女性職員の割合、転勤等について質問の手も挙がり、活気にあふれた雰囲気で約90分間の講座は終了しました。
今回の出前講座によって、少しでも公務員や国有林に興味を持っていただけたら嬉しく思います。そして、森林・林業という幅広いフィールドで活躍する林野庁の仲間が新たに増えることを期待しています。
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