山口県高度林業作業士育成研修(森林整備)への協力(令和元年11月27日)
令和元年11月27日(水曜日)、山口県農林総合技術センターが実施する山口県高度林業作業士育成研修カリキュラムの一つである「森林整備」の研修で、当所の滑山国有林をフィールドとして提供し、職員が講師を務めました。
当研修で国有林フィールドを活用するのは、9月の「森林の調査」に続いて今年度2回目となります。今回は研修生5名、県職員2名、計7名を受け入れ、当所から職員6名が参加しました。
初めに、架線集材を行っている現場を訪れ、職員が事業概要や架線集材を採用するメリット等について説明した後、実際に集材機を作動させる様子を見学しました。残念ながら集材作業はすでに完了していたものの、獣害防止柵等を架線で運搬する様子を見ることができました。
次にウサギの食害を受けた補植地に移動し、コンテナ苗の植栽とウサギ防護柵の設置を実施しました。コンテナ苗は規格に合うものを自分で選んだ後、植栽器を利用して実際に植付けを行いました。また、ウサギ防護柵の設置は初めて体験する研修生が多く、支柱やアンカーを打ち込んだり、ネットを張ったりする作業を協力して行っていました。
今回の研修を通して、生産や造林といった個々の作業について学んだだけでなく、伐採・搬出と同時に植え付けを行う一貫作業システム等についても理解を深めることができ、研修生からは貴重な経験できたとの声が聞かれました。
森林技術指導官
元柱で説明を受けている様子
植栽器を使用している様子
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山口森林管理事務所
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