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近畿中国森林管理局

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    お燈まつりにおいて山火事警防を実施しました

    令和2年2月6日に開催された神倉(かみくら)神社(じんじゃ)(新宮市)のお燈まつりにおいて、山火事警防を行いました。

    お燈まつりは毎年2月6日の夜に、男達が白装束と荒縄を身にまとい、御神火を移した松明を持って、神倉山の山頂から急な石段を駆け降りる新宮市を代表するお祭りです。最近のSNSの普及も手伝って、多くの人がカメラを手に、お祭りを見に来ていました。

    和歌山森林管理署の職員4名は、松明からの火の粉などが山火事につながらないように、神倉神社の境内からジェットシューター(背負タンク型消火機器)を背負い、参加者のあとについて松明の火の粉が林野内に燃え移らないよう水を噴霧しながら石段を下りました。

    お燈まつり時の神倉神社内や石段は、普段とはまるで違う場所かと思うほど、緊張感に包まれており、鳥肌が立つほどでした。お燈まつりの当日は、予報では今季一の寒波が来る日と言われていました。しかし、実際は松明の火のおかげか、さほど寒くない気候の中、お燈まつりが進んでいきました。
     松明を手に神倉神社の境内に集まった参加者達

    今年のお燈まつりも大きな事故や山火事が起こることなく、終えることができました。参加者の活気と、まるで火の龍がいるのではないかと思うほどの松明の炎の迫力に驚くとともに、この先も、このお燈まつりと共に新宮の町が活気あふれんことを願わずにはいられない山火事警防でした。

    神倉神社:熊野三山である熊野速玉神社の摂社。世界遺産「熊野山地の霊場と参詣道」の一部。


    お問合せ先

    和歌山森林管理署
    担当者:次長

    〒646-0011
    和歌山県田辺市新庄町2345-1
    Tel:050-3160-6120/0739-22-1460