「効率的なシカ捕獲を目指す現地検討会(くくりワナの設置、見回り・通報から運搬まで)」を開催しました。
令和4年5月17日、小舟山国有林において「効率的なシカ捕獲を目指す現地検討会」を開催しました。
この検討会は、鳥取県内のシカ生息数が過去10年間で約2倍に増えており県東部を中心に農林業の被害が増えていることから、設置が容易で捕獲効率の高い新たな捕獲方法「小林式」の紹介と、狩猟者が設置したワナを林道工事関係者が通勤時等に確認し捕獲やワナの異常があった際は狩猟者へ通報する「ついで見回り」を紹介し、効率的なシカ捕獲方法について検討しました。検討会には農政局、水源林整備事務所、県、市町及び森林組合や猟友会など約60名が参加しました。
前半は「小林式」によるワナ設置の仕方や「ついで見回り」の概要を説明し、後半は参加者を交えたワナ設置の実演を行いました。
参加者からは「ワナを設置する木はどのような物が良いのか」や「ワナのまわりに石が無ければ木でも良いのか」などの質問や、「ワナの設置が比較的容易だ」「使用してみたい」などの感想もあり、活発な現地検討会になりました。
鳥取森林管理署では、新たな捕獲方法「小林式」や「ついで見回り」を組み合わせた効率的な捕獲方法の普及に向け、引き続き取り組むこととしています。
![]() 効率的なシカ捕獲を目指す現地検討会の参加状況 |
![]() 小林式誘引捕獲によるくくり罠設置の実演状況 |
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