「新しい林業」の実現に向けた現地検討会を開催しました
令和4年11月15日、島根県美郷町の艾山(よもぎやま)国有林において、県、市町、林業事業体など約30名が参加して、現地検討会を開催しました。当日は、皆伐から再造林までを一貫作業で実施した森林整備事業の作業地で、「新しい林業」の実現に向けて国有林で取り組んでいる林業の低コスト化や獣害対策を紹介し、シカ防護柵とツリーシェルターの設置方法を説明した後、参加者はコンテナ苗の植付けとツリーシェルターの設置を体験しました。
意見交換では、請負者の邑智郡森林組合から作業の体験談や資材の改善点、島根県鳥獣対策部署からは県内のシカ生息分布や被害の現状などの発言がありました。参加者からは資材の耐用年数、設置コストなどの質問が出されました。
近畿中国森林管理局では「林業の成長産業化に向けた貢献」として民有林への技術の普及・定着を大きな目標の一つとして掲げており、島根森林管理署においても今後も多様化する林業の課題や地域のニーズに応じた「現地検討会」を開催し、島根県の林業の振興に取り組んでまいります。


【防護柵・ツリーシェルターの設置方法説明の様子】


【コンテナ苗の植付・ツリーシェルターの設置体験の様子】
お問合せ先
島根森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6130