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近畿中国森林管理局

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    里山広葉樹の魅力を発信! ~PR動画の作成~


    アイキャッチ

    里山広葉樹は、ほとんどが薪やチップとして利用されており、木製品として利用される例は少ないのが現状です。
    里山ワーキンググループでは、「里山広葉樹の木製品への活用を増やして木材の価値を高めるため、木製品の魅力を多くの方に知っていただきたい!」と考えました。

    そこで、地域の広葉樹材を活用している木工職人さんにご協力いただき里山広葉樹のPR動画を作成しました!

    葉 ご協力いただいたのは・・・
       HANAGI杜の工房(岡山県新見市)  佐伯 佳和 

    佐伯様は新見市の「地域おこし協力隊」として林業や木工の経験を積み、林業関連の会社に勤務された後、2019年に独立して「HANAGI杜の工房」を立ち上げ、現在は木工職人として活躍されています。

    中国地方の里山に生育するコナラやアベマキなどの広葉樹の利用についてお伺いしたところ、これまでには大径のコナラ材を使ったテレビボードなどを制作されたそうです。また、直径6cmほどの木材を輪切りにしたものが新見市内の幼稚園や保育園のクラフト材料として需要があるとのこと。
    小径木の広葉樹でコースターを制作し、結婚式で使われたこともあるそうです!


    輪切りの実演
    木材を加工する様子
    輪切りの木材
       輪切りした木材

    動画の作成について

    動画作成の目的は、より多くの方に木製品の良さを知ってもらい、木製品の需要を増やすことです。
    木製品などの高付加価値な利用を増やすことにより、里山広葉樹材の循環的な利用につなげたいと考えています。

    動画は、今までは木製品に興味が無かった方にも、その温かさを知っていただきたいと考え作成しました。
    YouTubeにショート動画として公開していますので是非ご覧ください! 




    動画の作成に当たり、里山の広葉樹であるアベマキを利用してお皿を作成する様子を撮影させていただきました。

    フロー図


    広葉樹は針葉樹よりも堅いという特徴があるため「つや」や「光沢」が出やすいとのこと。また、断面の色の濃淡が印象的な美しいお皿が完成しました!
    ただし、アベマキは乾燥させると割れが生じてしまうことも多いとのことです。
    今回の撮影では広葉樹ならではの魅力があることと同時に、製品への利活用の難しさも学ぶことができました。

    これらの気付きも踏まえ、里山ワーキンググループでは里山広葉樹の魅力を活かした活用方法を探索し発信していきたいと考えています。


    お問合せ先

    技術普及課

    担当者:企画官(技術開発・普及)
    ダイヤルイン:050-3160-6700

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