林齢260年スギ・ヒノキ天然林の見学会~若手職員のOJT~
7月13日(木曜日)、兵庫森林管理署管内の音水国有林(宍粟市波賀町音水)で、兵庫署若手職員との交流も兼ねて天然林見学会を開催し、当署から8名が参加しました。この見学会は、4月の津山綜合木材市場で開催された優良木材記念市を見学した際に民有林から出材されたヒノキ天然木がm3当たり数十万円で取引されていたことをきっかけに、どのような場所にあるのか、どのように成立したのか等の職員の疑問から見学会を開催しました。
この音水地域ではかつて良質な砂鉄が産出されたことから、その製錬用木炭の備林となっていたことにより、広葉樹のみ薪炭材として伐採され、スギ等の天然木は伏条・ぼう芽が促進され、現在みられる天然の林分が出現したといわれています。
約50haの「音水スギ・ヒノキ・トチノキ遺伝資源希少個体群保護林」は、林木の遺伝資源の保存を目的として保護林に指定されました。林齢260年の天然林のスギ・ヒノキは非常に珍しく、中には枯れて倒れた幹の上に落ちた種から発芽し育ったヒノキの「倒木更新」等、初めて見る光景に職員も驚いた様子でした。
参加した職員からは、兵庫署の若手職員との交流ができる貴重な機会となった、天然林の成立について理解を深めることができた等の声がありました。
【自己紹介(左:岡山署、右:兵庫署)】 【岡山森林管理署長からの説明】
【天然スギを見上げる職員】 【倒木更新した天然ヒノキ】
【参加した若手職員】
お問合せ先
岡山森林管理署
担当者:総括森林整備官
ダイヤルイン:050-3160-6135