森林環境教育の取組を実施しました
10月12日(水曜日)、東京都の渋谷教育学園の中学生6名が来所しました。当校は「自調自考」を学習の基本姿勢としており、学校行事の一環での奈良県への来訪を機会に「吉野林業」について勉強したい、と生徒自ら発案して当所へ連絡しました。
当日は、国有林及び奈良森林管理事務所の紹介をしたのちに、日本林業の発祥地とされる吉野林業の特徴を説明し、平成13年に建てられた当所庁舎にも吉野産のスギやヒノキなどがふんだんに使用されていることを補足しました。
生徒たちからは、わが国林業の後継者問題や新型コロナの影響などについて鋭い質問があり、当所から、林業機械化及び低コスト化の進展状況、ウッドショックや木材輸出の現状などについて回答しました。最後は皆で記念撮影を行い、和やかな雰囲気の中、一行は当所を後にしました。
また、10月16日(日曜日)、奈良市内の六条小学校において「第16回六条ふれあいまつり」が開催され、当所も出店しました。このイベントは、子どもからお年寄りまでの幅広い地域住民が、「交流」や「ふれあい」を通じて地域コミュニティを活性化させることを目的として毎年開催されています。
当所は、木の実、木片、丸太輪切り等を使用した木工コーナーや森林・林業についてのパネル展示、局職員考案による冊子化した紙芝居の配布を行いました。
当日は、この時期にしては汗ばむほどの晴天となり、主催者発表によると過去最高のおよそ3,200人の来場者で賑わいました。当所の木工コーナーも、11時の開会から14時の閉会まで途切れることなく子どもたちや親子連れが訪れ、創意工夫した工作を楽しみました。
当所では、今後とも地域社会と連携した取組に積極的に参加・協力してまいります。




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奈良森林管理事務所
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