古事の森普及啓発イベントを開催しました
・「春日奥山古事の森」普及啓発イベント
令和7年10年30日(木曜日)、第14回「春日奥山古事の森」普及啓発イベントを開催しました。「春日奥山古事の森」は、歴史的木造建築物の修復・再建に必要な大木を200~400年かけて育成するというこれまでにない超長期にわたる取組であり、その趣旨に賛同した春日大社、興福寺、東大寺や企業、NPO法人などの団体が平成15年12月に春日奥山古事の森育成協議会を設立し、平成16年3月に世界遺産である「春日山原始林」に隣接する地獄谷国有林内にスギ、ヒノキ、ケヤキを植林しました。
奈良森林管理事務所では、育成協議会と連携し、この取り組みを地域の皆様に知っていただくことを目的に、これまで様々な普及啓発イベントを実施しています。
今回は、「古代建築の価値の再発見と魅力に触れる」と題して、興福寺五重塔保存修理現場見学を開催し、一般応募者及び協議会関係者等約50名が参加しました。
当日は、協議会会長の春日大社 今井禰宜の挨拶に始まり、今回のイベント会場となる興福寺 辻執事長の挨拶の後、川上奈良森林管理事務所長から「春日奥山古事の森」を設定した趣旨や意義について説明、最後に興福寺 大森録事から興福寺の歴史や五重塔保存修理概要の説明がありました。
その後、興福寺五重塔の修理現場へ場所を移して見学をしました。修理現場では、奈良県文化財保存事務所の職員の方による説明のもと、1階から5階までゆっくりと見て回ることができました。また、最後に興福寺東金堂の見学も行い、興福寺の歴史と文化的価値を学ぶ機会となりました。


・「斑鳩の里法隆寺古事の森」普及啓発イベント
令和7年11月27日(木曜日)、「斑鳩の里法隆寺古事の森」普及啓発イベントを開催しました。「斑鳩の里法隆寺古事の森」は、歴史的木造建築物の修復・再建に必要な大木を200~400年かけて育成するというこれまでにない超長期にわたる取組であり、その趣旨に賛同した法隆寺や地元企業、NPO法人などの団体が平成17年9月に斑鳩の里法隆寺古事の森育成協議会を設立し、平成18年2月に世界遺産である「法隆寺」のある斑鳩町に所存する野山国有林内にヒノキを植林しました。
奈良森林管理事務所では、育成協議会と連携し、この取り組みを地域の皆様に知っていただくことを目的に、これまで様々な普及啓発イベントを実施しています。
今回は、「歴史的建造物の保存修理工事及び古材の保存による木造文化財の保存と継承」と題して、法隆寺でイベントを開催し、一般応募者及び協議会関係者等23名が参加しました。
当日は、協議会会長の法隆寺 古谷管長の挨拶に始まり、川上奈良森林管理事務所長から「斑鳩の里法隆寺古事の森」を設定した趣旨や意義について説明、奈良県文化財保存事務所の職員の方から東院廻廊保存修理概要と古材についての説明がありました。
その後、古材保存庫へ移動し、過去に法隆寺の建造物に使用されていた部材など見学しながらその技法などの説明を受けました。次に東院廻廊保存修理現場へと移動し、廻廊の屋根の修理状況や廻廊の修理を通じたこれまでの歴史について学びました。最後に修理が完了した東院伽藍の礼堂を拝観しました。修理が行われ、美しさを取り戻した内部はもとより、礼堂から望む夢殿の景観にも参加者の皆さんは、深く魅了されていました。


当所では、今後も引き続き、育成協議会と連携・協力しながら、古事の森の育成や普及啓発活動を実施して参ります。
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奈良森林管理事務所
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