爬虫類・両生類
爬虫類
マムシ
やはり「よく見る毒蛇」といえば、本種かと思います。特徴としては胴体の鎖状の模様と、毒腺の発達した三角形の頭が挙げられます。
林内においては保護色で気が付きにくく、また、あまり動かずに獲物を待つ「待ち伏せ型」のヘビの為、誤って近くに足を置いてしまいやすいです。
林内に入るときは十分注意しましょう。
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タカチホヘビ
ウロコが七色に光るとても美しいヘビです。また、タカチホヘビのウロコ同士には隙間があり、地肌が見えている特徴があります。そのため乾燥や熱に弱く、雨のあとや夜など湿っていて涼しい場所を好みます。
人間とタカチホヘビの行動の条件が被ることが少ないため、あまり見かけないヘビですが、「実際には出会いにくいだけで数が少ないわけではないのではないか」と言われています。
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ニホントカゲ
いわゆる「トカゲ」です。爬虫類の中ではかなり有名な種類で、幼体のころは縦縞と鮮やかな青いしっぽが特徴です。
また危険を感じた時に、尻尾を自切して逃げることも大きな特徴であり、切り離した尻尾を囮に逃げることから、尾が短いトカゲを見ることもしばしばあります。
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ニホンカナヘビ
トカゲによく似ていますが、別の種類の生物です。トカゲに比べると胴体が細く、表面がざらざらしています。
捕まえたりすると噛まれることがありますが、歯がないため痛くはありません。
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両生類
モリアオガエル
アマガエルを大きくしたようなシルエットのカエルです。池や水たまりに突き出した枝上に泡巣を作り産卵するのが特徴です。
シュレーゲルアオガエルとよく似ていますが、光彩の色が橙味を帯びていることや斑点状の模様があることなどから区別できます。
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シュレーゲルアオガエル
モリアオガエルとよく似たカエルですが、模様がなく光彩が黄色のカエルです。日本において泡巣を作って産卵するのは本種とモリアオガエルのみであり、こちらは樹上ではなく水辺や地中に産卵します。
森林や樹上での生活が多いため、モリアオガエルと同様に指先の吸盤が発達しています。
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ヤマアカガエル
指先に吸盤ではなく爪を待つカエルです。大阪府では準絶滅危惧種に指定されており、冬季にも水を張る湿田の減少などが影響して個体数を減らしています。
別種にニホンアカガエルというよく似たカエルがいますが、背側線(背中の左右両側にある線)が鼓膜の後ろで曲がっているかどうかで見分けることができます。
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ニホンヒキガエル
「ガマの油」や「四六のガマ」で有名なカエルです。イボイボでずいぶん貫禄のある見た目をしていますが、鳴嚢が発達しておらず、見た目に反して「クゥ、クゥ」と小さな声で鳴きます。
重い体と短い手足のせいでジャンプが得意でなく、のそっ、のそっと歩くように移動します。
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ウシガエル 特定外来生物
1900年代初頭に食用として持ち込まれたカエルです。オタマジャクシの状態で7cmを超える(尾含め)大きさに成長し、成体では10~18cmにもなる大型のカエルであり、口に入る大きさのものなら何でもかぶりつくという、貪食な生き物でもあります。
その旺盛な食欲と巨体から、在来の生物に影響をあたえるため、各地で駆除が行われていますが、強い繁殖力と広い生息域から、完全な根絶は難しいとされています。
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お問合せ先
箕面森林ふれあい推進センター
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