「センダン記念植樹」を実施しました
平成29年4月25日(火曜日)、京都市立蜂ヶ岡中学校において、京都府立大学と共同で、センダンの記念植樹を実施しました。センダンは、西日本各地の暖かい地域に自生する落葉広葉樹で、古くから万葉集等で詠われ市民に親しまれてきました。20年程度で50cmもの太さになり、家具・内装材などに利用できることから、新たな植栽樹種として、最近、期待が高まっています。
京都府立大学と近畿中国森林管理局は、これまで協力してセンダンの試験植栽等を進めており、このたび、センダンの持つ早生樹としての特徴に着目し、新たに、学校現場での森林環境教育の一環として活用することを提案し、蜂ヶ岡中学校科学部の協力を得て今回、全国初となるイベントが実現しました。
植樹にあたっては、冒頭、近畿中国森林管理局の馬場局長、京都府立大学の田中副学長、蜂ヶ岡中学の木村校長から、今回のイベントの意義等についての話をいただきました。次に、京都府立大学の糟谷助教から、センダンという樹木の特徴、植栽後の管理方法、観察のポイント等について説明がありました。
センダンについて学んだ後、蜂ヶ岡中学校科学部の12名の生徒は、京都大阪森林管理事務所の首席森林官や京都府立大学の学生等の指導を受けながら植樹に挑みましたが、固い地面にスコップが入らず、穴を掘るのに苦労しながらも、苗を丁寧に植えていました。
京都大阪森林管理事務所と京都府立大学は、植栽後の管理についても定期的に中学校を訪問し、生徒達と一緒に取り組んでいくこととしています。

センダンの説明

植樹

植樹

記念撮影
お問合せ先
京都大阪森林管理事務所
ダイヤルイン:075-414-9822