令和元年度国有林モニター会議(第1回・大阪府)の開催
近畿中国森林管理局では、国有林について地域の皆さまの理解を深めるとともに、情報・意見の交換を図り、ご意見やご要望を国有林野行政に役立てることを目的として、管内63名の方に「国有林モニター」をお願いしています。
今年度第1回目の「国有林モニター会議」として、令和元年9月7日(土曜日)、大阪府にある箕面国有林(箕面市)で現地見学と意見交換会を開催し、主に管内東地区に居住され応募の12名の方にご参加いただきました。
午前は、平成30年の台風21号による風倒木被害地において、京都大阪森林管理事務所長から、復旧に向けてこれまで実施した事業の内容や今後の森林再生計画などを説明しました。森林の再生に当たっては、地域住民の声を取り入れ、景観に配慮するとともに、観光地であることも考慮し、サクラやモミジの植栽などを念頭に計画していくこととしています。
午後からは、「エキスポ’90みのお記念の森」へ移動し、山の涼風や展望台からの遠景を楽しんで頂くとともに、園内を散策しながら、箕面森林ふれあい推進センター所長から、森林環境教育などの説明を行いました。特に、ヒノキの人工林跡地にクヌギを植え、オオクワガタが棲める森づくりを行っていることについては、大きな関心が寄せられていました。
森林管理局での意見交換会では、モニターの皆さまから、台風被害地の復旧費用・手法に対するご意見や、森林環境教育の拡大に期待する声、シカやイノシシの駆除についてのご意見などをいただきました。
今回の会議で頂戴した貴重なご意見・ご要望については、今後の国有林野の管理経営に反映させるよう努めてまいります。ご多用な中、ご出席下さいましたモニターの皆さまには、貴重なご意見等を賜りましたことについて、厚く御礼申し上げます。
風倒木被害地見学の様子 展望台での様子 意見交換会の様子
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担当者:林政推進係
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