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近畿中国森林管理局

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    安宅小学校児童と地域住民の方と協働で松葉かきを実施しました。

      令和6年10月8日(火曜日)に、安宅林国有林(安宅林風景林)において、松葉かきを行いました。松葉かきとは、健全な松林を育てることを目的としたもので、林内に堆積した松葉を取り除くことにより、松の生育に適した貧栄養状態の土壌を維持する作業のことです。

      安宅林国有林では、安宅小学校と石川森林管理署との間で平成15年に「安宅勧進帳の森」の名称で遊々の森協定を締結し、松の植樹等様々な体験活動や学習活動を行っています。松葉かきは平成28年度から毎年行っており、今年度で9回目になります。

      当日はあいにくの天気でしたが、安宅小学校5年生40名、引率教諭3名、地域住民の安宅住吉会及び安宅町内会11名、石川森林管理署9名の合計63名が参加しました。石川森林管理署長の開会挨拶の後、当署職員による松葉かきの意義の説明及び作業方法の実演を行いました。その後、児童と安宅住吉会及び安宅町内会が8班に分かれて、それぞれの場所で協力して約40分間松葉かきを行い、約1300kgの松葉を取り除くことができました。

      松葉かきを行った児童からは、「松葉かき作業を行うのは大変だと思った」「もう少し松葉かき作業をしたかった」などの感想を話してくれました。

      石川森林管理署では今後も、安宅小学校の「遊々の森」を活用した体験活動や保全活動などへ積極的に協力するとともに、地域の皆様にもっと海岸防災林の大切さを知っていただけるような活動を行っていきたいと思っております。

    職員による松葉かきの意義の説明 松葉かきの様子
    職員による松葉かきの意義の説明

    松葉かきの様子

    松葉を集める様子 松葉を運んでいる様子
    松葉を集める様子

    松葉を運んでいる様子

    松葉かき前 松葉かき後
    松葉かき前 松葉かき後

    〈参考〉
      遊々の森協定
      林野庁の「国民参加の森づくり制度」を活用し、学校等による森林環境教育の推進を目的とした森林教室、自然観察、体験林業等の活動の場として国有林を利用いただくものです。

      安宅林風景林
      国有林野の豊かな自然環境を積極的に活用するため、名所、旧跡等と一体になって景勝地を形作られている安宅林国有林の一部(69.21ha)は安宅林風景林というレクリエーションの森であり、平成29年に「日本美しの森  お薦め国有林」に選定されています。

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100