安宅小学校と地域住民の方々と協働で松葉かきを実施しました
令和3年10月15日(金曜日)に、安宅林国有林(安宅林風景林)のクロマツの海岸林において、松葉かきを行いました。松葉かきとは、健全な松林に育てることを目的としたもので、林内に蓄積した松葉を取り除くことにより土を貧栄養状態にすることで、マツの生育に適した土壌を維持する作業のことです。
安宅林国有林では、平成15年から安宅小学校が林野庁の「国民参加の森林づくり制度」を活用し、石川森林管理署と「遊々の森」の協定締結を行い、これまでマツの植樹等様々な体験活動や学習活動を行うフィールドとして活用されています。
当日は、安宅小学校5年生48名、引率教諭3名、地域住民である安宅住吉会13名及び石川森林管理署10名の合計74名が参加しました。石川森林管理署長の開会挨拶の後、当署職員による海岸林の役割説明や松葉かき作業の実演を行いました。その後、小学生と地域住民が12班に分かれて、それぞれの場所で協力して約50分間松葉かきを行い、合計約1,100kgの松葉を取り除くことができました。作業終了後には昨年からこの松林に現れるようになったニホンカモシカが姿を見せてくれ、きれいになった海岸林の様子を確認しているかのようでした。
松葉かきを行った小学生からは、「めっちゃ楽しかった。」「もっと松葉かき作業をやりたい。」「松林の大切さが分かった。」「ニホンカモシカがきてくれてよかった。」などの感想がありました。
なお、当日の様子は地元新聞に取り上げていただき、地域の皆さんにも広く活動を知ってもらうことができました。
当署では今後とも、安宅小学校の「遊々の森」を活用した体験活動や保全活動などへ積極的に協力するとともに、地域の皆様と海岸林を保全する活動や普及啓発なども取り組んでまいります。
職員による海岸林の役割の説明 |
松葉かきの様子 |
松葉を集める様子 | 活動後の記念撮影 |
様子を見に来たニホンカモシカ |
〈参考〉
安宅林風景林
国有林野の豊かな自然環境を積極的に活用するため、名所、旧跡等と一体になって景勝地を形作られている安宅林国有林の一部(69.21ha)は安宅林風景林というレクリエーションの森であり、平成29年に「日本美しの森 お薦め国有林」に選定されています。
お問合せ先
石川森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6100
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