令和7年度現地検討会
令和7年9月18日(木曜日)、19日(金曜日)の2日間、岡山県岡山市等において民有林関係者などを対象とした現地検討会を開催しました。
この現地検討会は、平成25年度から近畿中国森林管理局と国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 関西支所が毎年共催しているもので、今年は岡山森林管理署も共催に加わり、伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」の推進のために「省力化・低コスト造林技術」をテーマに開催しました。県、市町村の林務担当者や森林組合、事業体など2日間で延べ115名以上の森林・林業関係者が参加され、関心の高さがうかがわれました。
1日目は、岡山県岡山市北区内の会場で、国、研究機関のそれぞれの立場から「新しい林業」の展開に向け、造林に係る省力化・低コスト化技術、ヒノキ第二世代精英樹の選抜とそれらに由来する苗木の成長、低密度植栽による再造林、低密度植栽と材質との関係などの講演が行われ、その後、参加者の皆様方と活発な意見交換が行われました。
2日目は、岡山県加賀郡吉備中央町の加茂山国有林において、岡山森林管理署から低密度植栽試験地の説明を行い、その後、森林技術・支援センターからヒノキエリートツリーの生育実証試験地の状況、森林総合研究所から電動苗木運搬車の実演を交えた説明を行いました。参加者の皆様からはたくさんのご質問をいただき、大変有意義な時間となりました。
今後も国有林のフィールドを活用した現地検討会等に取組み、森林・林業に関する技術を普及し、地域の森林・林業の発展に貢献してまいります。






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