令和6年度現地検討会
令和6年11月7日(木曜日)、8日(金曜日)の2日間、岡山県新見市内において民有林関係者等を対象とした現地検討会を開催しました。この現地検討会は、平成25年度から近畿中国森林管理局と国立研究開発法人 森林総合研究所 関西支所が毎年共催しているもので、今年は岡山森林管理署も共催に加わり、伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」の推進のために「再造林に向けたシカ被害対策」をテーマに開催しました。県、市町村の林務担当者や森林組合、事業体など2日間で延べ140名以上の森林・林業関係者が参加され、関心の高さがうかがわれました。
1日目は、岡山県新見市内の会場において、林野庁からシカ被害の現状、森林管理局から国有林の鳥獣対策、森林総合研究所からシカ捕獲個体の埋設方法と環境への影響、真庭市からジビエカーを活用した鳥獣対策の講演があり、その後、参加者の皆様方と活発な意見交換が行われました。
2日目は、岡山県新見市の釜谷国有林において、岡山森林管理署から低コスト防護柵やドローンによる防護柵点検、近江屋ロープ株式会社からワイヤロープを使用した防護柵、株式会社戸川木材からドローンによる資材運搬、森林技術・支援センターから大苗試験の状況、林野庁から小林式誘引捕獲法について、実演も交え説明を行い、参加者の皆様からたくさんのご質問をいただき、大変有意義な時間となりました。
今後も国有林のフィールドを活用した現地検討会等に取組み、森林・林業に関する技術を普及し、地域の森林・林業の発展に貢献してまいります。




お問合せ先
林野庁 近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター
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