令和2年度 現地検討会
令和2年12月3日、MEETING SPACE AP大阪駅前 (大阪市北区) にて、令和2年度 現地検討会の第1部が開催されました。
今回は「スマート林業の推進~ICT等の先端技術の活用~」をテーマに、スマート林業の取り組みについて6本の発表が行われました。
スマート林業とは、先端技術を活かすことで林業の課題を克服し、生産性の向上を目指す林業の方法を表現しています。
例えば、これまで人力だった苗木や資材の運搬をドローンで行う、危険な作業を遠隔操作で安全に行う、アシストスーツで重労働を楽にする、AIが伐採の計画や木の曲がりの計算をする、木の成分を加工して新しい商品をつくる…などなど、おもしろい取り組みが紹介されました。
講演は会場だけでなく、YouTubeを通して生配信されました。
森林技術・支援センターは、「地上レーザースキャナ等の活用による森林管理の効率化」と題し、航空レーザー計測、ドローン、地上レーザースキャナを組み合わせ、3次元点群データ(x,y,zの座標をもつ点の集まり)を利用した森林資源の把握や、今後の森林計画への活用について発表しました。
翌日の第2部では、ドローンによる苗木運搬の実演、アシストスーツで重い木材を動かす実演、地上レーザースキャナで行う調査と従来の調査の比較体験などを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、急遽開催中止となってしまいました。
(近畿中国森林管理局の該当HPはこちら)
大変残念ですが、いつかまた当センターの活動を紹介できる日がくることを願い、技術開発に取り組み続けたいと思います。


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