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北海道森林管理局

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    平成25年度第1回検討委員会

    「平成25年度第1回大沼地域自然再生検討委員会」が平成25年5月20日(月曜日)、南北海道大沼婦人会館で開催されました。

    委員会には17名(個人2名、4団体4名、関係行政機関5機関11名)が出席し、「多様性のある森林への再生」を目指す森林の今後の取扱について、話し合いを行いました。

    検討委員会の様子その1

    検討委員会の様子その2

    議事要旨

    今後の取組方向について

    (事務局)
    資料に基づき平成25年度以降の自然再生等モデル事業についての概要説明。
    (委員)
    事務局説明によりモデル事業の進め方を再度確認できた。これを共通認識として今後進めていけば良いのではないか。
    (委員)
    カラマツ全面積の30%を一度に間伐するということは多少まばらな部分になる。
    (事務局)
    そのとおりであり、場所によっては孔状面に広葉樹の植え込みを行うことも考えたい。
    (委員)
    今まで他の山での観察ではキツツキ類が採餌して穴を空けた木(枯れ木)は2~3年で倒れている。倒れる際に周囲の木も一緒に倒してしまう。そのため、枯れ木を残した場合の安全のための観察が必要。
    (事務局)
    モデル林には色々な人が立ち入るので安全のため危険木の処理をしていきたい。危険木であるかどうかは、ふれあいセンターでも頻繁に現地に行くので、その際に判断したい。
    なお、人の入り込みがない場所については危険木としての処理をしない考えである。
    また、ここは里山であり、鳥獣保護区に指定されているが、鳥獣だけでなく常に色々な人の入込みがあるということも考慮して進めたい。
    (委員)
    鳥獣保護区で木を切れないということではない。
    クマゲラの採餌木を残したあとにどのようになるのか安全を観察していくことも大切ではないのか。
    (事務局)
    あらかじめ森林のモニタリング、及び現地を歩いて目で確認していきたい。
    (委員)
    モデル林事業がスタートした頃の皆の森林に対する考え方が今回はっきりした。
    吉野山をモデル事業で自然再生して、ドイツトウヒとトドマツを広葉樹林にもっていくというところは間違いのないところである。
    間伐・伐採をどんどん進めて、反省するところはして、周辺の山のように早く元の広葉樹の山に再生していかなくてはならない。
    (委員)
    間伐は木を太らせるだけではなく、稚樹を発芽させる効果もある。
    (委員)
    地域の要望を受けて早めに景観、水質、生物に対する対策、計画を進めていかなくてはならない。
    (事務局)
    地域の要望を受けてモデル事業が始まった。ほんの一部の区域しか取り組んでいないが、これを足がかりとして他で自然再生を実施する地域のモデルとして広げていきたい。
    早く、というご指摘であるが、法規制があるため直ちに伐採することができないということをご理解いただきたい。
    (委員)
    今回トドマツ除伐2類の請負化が示されており、今後広葉樹林化を加速させていただきたい。
    (事務局)
    法律等を確認して、加速できる部分については加速して進めていきたい。
    (委員)
    保安林であるがためにモデル事業が早急に進まないのであれば保安林を解除すべきではないか。
    (委員)
    委員は、他の森づくりの色々な所の取り組みを見ることが必要である。
    当検討委員会の進め方としてはオープンでよいのではと思う。
    (委員)
    色々と論議されてきたが、森林の機能を維持しながら林相を変えていき、大沼の水質、景観をきれいにしていくことが大切である。
    ドイツトウヒについては、林齢が87年たっており、材質疲労がおき成長が止まり、立ち枯れに移行している。カラマツについても同様である。
    (委員)
    吉野山スキー場は25年で広葉樹林として自然再生できた。
    そのとなりの山では行政の力で税金を投入しているが、同じ25年たってもまだ自然再生できていない。モデル事業として早く広葉樹林として自然再生させるべきである。
    (委員)
    間伐することによって広葉樹が生えてくる。将来広葉樹の森林にしていけばよいのではないか。
    (委員)
    樹木は環境によって育ち方が違う。様々な箇所の森林を見るべきである。また、今後大沼の環境調査等についても行っていくべきである。
    (委員)
    間伐は広葉樹の生長を促すことを目的とした間伐として欲しい。
    (事務局)
    間伐のやり方としては地表に光を当て広葉樹が発生しやすいような間伐としていきたい。
     

    平成25年度の事業予定について

    (事務局)
    資料に基づき平成25年度事業予定についての概要説明。
    (委員)
    検討委員会が年2回となっているが、それ以外にも計画がどのように進んでいるのか、検討委員会を開催していくべきではないか。
    (委員)
    育樹については一般市民も参加してもらってはどうか。森を育てる作業やその必要など活動を知ってもらうことが一般市民参加の目的ではないか。
    (事務局)
    育樹については、一般市民にも声をかけてたくさん参加していただき、森林環境教育の一環としても取り組んでいきたいと考えている。


    平成25年度(第1回)大沼地域自然再生検討委員会資料(PDF : 589KB)

    お問合せ先

    駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:0138-86-6897

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