多様性のある森林への再生
対象区域の概要
「多様性のある森林への再生」を目指す森林は、小沼湖の南岸約1キロに位置し、ドイツトウヒ人工林(大正14年植栽)、トドマツ人工林(昭和56~58年植栽)、カラマツ人工林(昭和27年植栽)などで構成される森林です。
渡島森林管理署が管理する国有林(吉野山国有林 2133林班)で、面積は約23ヘクタールです。
ボランティア団体等で構成される「大沼自然豊かな森林づくり協議会」により、人工林の間伐、広葉樹の植栽等を行いながら、広葉樹林への誘導を図っています。
「多様性のある森林への再生」を目指す森林(左の写真のうち色の濃い区域)と、詳細図(右図)
大沼自然豊かな森づくり協議会
設置の趣旨
大沼地域自然再生等モデル事業のグランドデザインに基づき、地域住民、ボランティア団体、行政等の協働で「多様性のある森林への再生」及び「森林環境教育の推進」等を実効性のあるものとするため、その調整と実施を目的して平成17年に組織されました。
また、新たに検討委員会の役割を継承して短期計画の作成と事業実施結果の検証についても行うこととなりました。
具体的には次の活動を行っていきます。
- 地域住民、ボランティア団体等の参画を促すことによるネットワーク化に関すること
- 生物、水質、景観など多様性のある森林づくりに関すること
- 森林に対する関心と理解に関すること
- 活動についての短期間及び単年度毎の実施計画の作成及び実施結果の検証に関すること
協議会の取組
大沼地域自然再生検討委員会
設置の趣旨
「多様性のある森林への再生」の取り組みにあたって、地域のニーズを十分反映させるため、ボランティア団体、学識経験者、関係行政機関で構成する「大沼地域自然再生検討委員会」(以下、検討委員会という。)を設置しました。
・検討委員会では、各層の意見、要望等を踏まえた多様性のある森林への再生の具体的な方法を検討し、併せてボランティア団体等が実施した再生手法の検証等を行います。
検討委員会の審議事項
- 植栽樹種、本数、仕様に関すること
- 植栽後の保育等に関すること
- 対象地及び周辺の保育等に関すること
- 実行方法に関すること
- 役割分担に関すること
- 大沼自然豊かな森づくり協議会の運営方法等に関すること
- ボランティア団体等が実施した再生手法の検証等
これまでの検討委員会の取組
役割を大沼自然豊かな森づくり協議会に継承して終了
平成16年に検討委員会が発足してから、10数年が経過し、グランドデザイン及び長期スパンでの計画の作成を行い概ね役割を達成することができたことから今後は「大沼自然豊かな森づくり協議会」において具体的な作業内容等の短期計画の作成及び実行結果の検証を行うこととして「大沼地域自然再生検討委員会」は平成27年12月をもって終了することとなりました。
お問合せ先
駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:0138-86-6897