平成22年度第2回検討委員会
自然環境調査報告を受け活発に議論
3月2日(月曜日)、南北海道大沼婦人会館(七飯町)において、委員17名が参加し「平成22年度第2回大沼地域自然再生検討委員会」を開催し、モデル事業地で実施された自然環境モニタリング調査の最終報告を受け、活発に議論を交わしました。
モニタリング調査の報告では、
カラマツ人工林はやや過密状態であり、このまま放置すると森林荒廃が進み森林の有する多面的機能が低下する恐れ
キツツキ類の採餌痕が多数確認され、その多くはカラマツ枯死木
森林への影響が推測される種としてエゾシカ、外来種としてアライグマを確認
本調査は限られた期間の調査であり、植生・鳥類調査では一年を通した調査の継続、地表性昆虫の調査の必要性
などが報告された。
この報告を受け委員からは、
植生や鳥類調査を補完するためには、委員等のボランティアを募り実施できるのではないか
カラマツ林だけではなく、大沼周辺の環境の中でのカラマツ林の位置づけが重要
スピーディーな施業の実施が重要
などの意見が出され、補完すべき調査の検討を早急に行うこと、今秋までに施業案のたたき台を作ることを確認しました。
齋藤樹木医の議長で議事を進行
モニタリング調査の報告を真剣に聞く出席者
お問合せ先
駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:0138-86-6897