蔵王生物群集保護林
ざおうせいぶつぐんしゅうほごりん

1. 概要
- 仙台森林管理署、山形森林管理署
- 所在 宮城県白石市、刈田郡蔵王町、刈田郡七ヶ宿町、柴田郡川崎町、山形県山形市、上山市
- 設定 昭和62年
- 面積 6,621.10ha
2. 設定目的
- 奥羽山脈の南部に位置する蔵王連峰の山岳地帯に位置し、山地帯から亜高山帯にかけての希少な植物及び群落が見られる。これらの植物群落を一体のものとして保存するとともに、森林生態系の効果的な保全に資する。
繁殖又は生育する動物にも留意し、原則として自然の推移に委ねるものとする。
3. その他
- 取扱い方針
自然の推移に委ねることを基本とし、施業等を必要とする場合には、管理経営の指針に基づき行うこととする。 - 法令制限
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、蔵王国定公園、宮城県指定蔵王連峰鳥獣保護区特別保護地区外、山形県指定蔵王鳥獣保護区特別保護地区外 - 留意事項
平成12年、仙台森林管理署において蔵王植物群落保護林を設定。平成16年、山形県側(山形森林管理署)に拡大し、さらに、平成23年及び平成26年に面積拡大した。
一方、昭和62年白石営林署(現仙台森林管理署)において天然カラマツ北限地の保存等のため、馬の神天然カラマツ展示林が設定され、その後、平成元年に蔵王馬の神岳カラマツ植物群落保護林が設定された。
これらの保護林は平成29年に蔵王生物群集保護林に統合・再編された。
お問合せ先
計画保全部 計画課
担当:生態系保全係
ダイヤルイン:018-836-2092