仁鮒水沢スギ希少個体群保護林
にぶなみずさわすぎきしょうこたいぐんほごりん

1. 概要
- 米代西部森林管理署
- 所在 秋田県能代市
- 設定 昭和22年
- 面積 18.46ha
2. 設定目的
- 天然秋田スギの自然状態における保存と成立過程要因の解析、生態系等の学術研究等に資することを目的とする。
3. その他
- 取扱い方針
禁伐。特別の試験研究のための具体的方策は定められていない。 - 法令制限
保健保安林、県指定天然記念物(水沢のアキタスギ天然林) - 留意事項
昭和22年、現存する天然性スギ林で、斧、鋸を入れない状態を維持しているものの代表的林分として、第1種林地に編入のうえ禁伐とし、学術参考保護林に設定したものであり、その後、平成5年4月1日第1次施業管理計画で植物群落保護林に再編された。
旧藩時代から生育している森林である。明治以後、殆ど保育および伐採を行ったことがなく僅かに風倒木や枯損木等の被害木を伐採搬出した程度である。平成3年9月に発生した台風19号により甚大な被害を受けた。この台風による影響(平成3年当時)で、1,493本(被害前:4,305本、被害後:2,812本)の樹木が被害を受けた。
本保護林内のほぼ全域が、胸高直径100cm前後、樹高50m前後の通直な天然スギの美林である。
お問合せ先
計画保全部 計画課
担当:生態系保全係
ダイヤルイン:018-836-2092