平糠イヌブナ希少個体群保護林
ひらぬかいぬぶなきしょうこたいぐんほごりん

1.  概要

• 岩手北部森林管理署
• 所在    岩手県二戸郡一戸町
• 設定    平成16年3月
• 面積    55.06ha

2.  設定目的

• 岩手県一戸町平糠地区に位置する、イヌブナの天然生林の北限となった箇所であり、この北限のイヌブナ林保護のため、原則として人手を加えず自然の推移に委ね、学術研究等に寄与するため設定する。

3.  その他

• 取扱い方針
  今後も自然の推移にゆだねることを基本とし、施業等を必要とする場合には、管理経営の指針に基づき行うこととする。
• 法令制限
  水源かん養保安林、国指定天然記念物（平糠のイヌブナ自然林）
• 留意事項
  平糠地域のイヌブナ林は薪炭材採取後の二次林ではあるが、イヌブナの自生がまとまりとしてみられ、その植物群落組成は自然林のものと同等とされている。平成4年に発表された論文により、イヌブナの新たな北限となった森林である。