朝日山地森林生態系保護地域
あさひさんちしんりんせいたいけいほごちいき
1. 概要
- 庄内森林管理署、山形森林管理署、置賜森林管理署、[関東森林管理局]
- 所在 山形県鶴岡市、長井市、西村山郡朝日町、大江町、西川町、西置賜郡小国町、[新潟県村上市]
- 設定 平成15年4月1日
- 面積 48,229.57ha(保存地区:15,535.91ha、保全利用地区:32,693.66ha)
2. 設定目的
- 朝日山地は、日本海側型東北(雪国)気候区に属する隆起山地であり、大朝日岳を主峰とする主稜線といくつかの主稜は非対称山稜を呈している。この地域の主要部分は、人為の介入がほとんどなく、原生的な自然状態が維持されていることに加え、低地から高山帯まで広範な植生帯が存在し、亜高山帯針葉樹林を欠き低木林が発達する豪雪地特有の植生が見られるなど、変化に富んだ種々の生態系が展開し、多様な動植物が生息・生育している。これらの原生的な森林生態系を保存することにより、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資する。
3. その他
- 取扱い方針
保存地区については、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保全利用地区については、木材生産を目的とする森林施業は行わないものとする。 - 法令制限
水源かん養保安林、土砂流出保安林、国指定大鳥朝日鳥獣保護区特別保護地区及び普通地区、砂防指定地、磐梯朝日国立公園、県指定ヌルマタ沢・野川自然環境保全地域特別地区及び普通地区 - 留意事項
関東森林管理局:[保存地区]12,293.12ha、[保全利用地区]9,425.65ha
お問合せ先
計画保全部 計画課
担当:生態系保全係
ダイヤルイン:018-836-2092