青森森林管理署の見所
四季折々の八甲田山
八甲田山は、青森市の南側にそびえる大岳(1,585m)を主峰とした複数の火山の総称で日本百名山の一つです。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群で、八の(たくさんの)甲(たて)状の峰があることから八甲田山と名付けられたといわれています。
また、豪雪で有名な「酸ヶ湯温泉」や明治35年に青森の歩兵第五連隊の210名中199名が遭難した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を基に制作された映画「八甲田山」の舞台としても知られています。。
八甲田山には湿原が多く、イワイチョウ、モウセンゴケ、ミズバショウなど、山にはアオモリトドマツ(オオシラビソ)の林、稜線にはハイマツが茂り、6月頃にはチングルマ、ヒナザクラ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、ワタスゲなどの多くの高山植物が見られ、中腹の上毛無岱・下毛無岱の周辺は多くの登山者で賑わいます。
また、厳冬期のロープウェイ山頂駅付近では、多くの樹氷を間近に見られることから、国内外から多くの観光客が訪れ、その見事な造形と雄大な眺めを楽しんでいます。
四季を通じて風光明媚な八甲田山を一度訪れてはみませんか。
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大岳中腹から井戸岳、赤倉岳を望む | 青森市萱野茶屋から眺む八甲田山 |
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樹氷を楽しむツアー客 | 初夏の上毛無岳 |
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