三八上北森林管理署の見所
吹越烏帽子(ふっこしえぼし)
吹越烏帽子は下北半島をマサカリに例えるなら柄の部分に位置する標高507.8mの山です。現在はササ地ですがこれは戦前、この山は放牧地だったため家畜に食い荒らされ、山肌は強風地帯の影響もあり、もとの状態に戻らなくなったといわれています。
5月の中頃、山麓の横浜町に広がる菜の花畑の丘陵地帯の向こうに眺める吹越烏帽子の山容は穏やかでのどかな雰囲気をつくりだしています。
東北の百名山に数えられ、登山口から山頂までは2.5km、約1時間、短時間で登山を楽しめ山頂には一等三角点と木造のほこらがあり、天気が良ければ西に陸奥湾、東に太平洋、そして南側は八甲田連峰、北は下北半島の釜臥山(かまふせやま)などの山々を見渡すことができ、極めて見晴らしがよくこの山の人気の元となっています。
なお、吹越烏帽子山頂へ通じる歩道は頂上に近づくにつれ急な傾斜と途中にガレ場があり、石に足をとられやすいので注意が必要です。
アクセスは、上北郡野辺地町の野辺地駅から、下北半島の陸奥湾側を縦断してむつ市の大湊駅までを結ぶJR東日本「はまなすベイライン大湊線」の吹越駅から登山口まで車で約12分です。
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頂上付近(5月中旬撮影) | 一等三角点(5月中旬撮影) |
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陸奥湾と菜の花(5月中旬撮影) | 陸奥湾と釜臥山(むつ市)(5月中旬撮影) |
お問合せ先
林野庁 東北森林管理局三八上北森林管理署
〒034-0082 青森県十和田市西二番町1-27
電話 0176-23-3551 FAX 0176-24-2020