三陸北部森林管理署久慈支署の見所
内間木洞(ウチマギドウ)
鍾乳洞と言えば、日本三大鍾乳洞とも言われ知られている岩泉町の「龍泉洞」が有名ですが、久慈支署管内にも、内間木洞という久慈市山形町にある鍾乳洞があります。この洞窟は総延長が龍泉洞より長く、限られた気象条件の下でしか見られない氷筍(ヒョウジュン)が見れる数少ない洞窟で、しかも年に3回しか一般公開されない自然のままの状態を維持している珍しい洞窟です。
内間木洞の総延長は6,350m以上という国内有数の鍾乳洞で、洞内の大空間である「千畳敷」や巨大な陥没孔の「洞内ドリーネ」、鍾乳石の連なりが巨大な滝や山を連想させる「大瀑布」「内間木富士」など、地底で長い年月をかけて作られた自然の驚異を見ることができます。また、キクガシラコウモリを始めとする7種のコウモリや昆虫類など、貴重な生き物たちも生息しており、洞窟とともにこれらの動物たちを含めて岩手県指定天然記念物となっています。
普段は研究や教育目的以外の公開はされていませんが、7月の「内間木洞まつり」10月の「ぐれっとやまがた街道祭」2月の「内間木洞氷筍観察会」の年3回だけ一般公開されています。
氷筍(ヒョウジュン)とは、冬場の洞内の天井から落ちる水滴が地面で凍りつき、筍(たけのこ)状に成長したもので、大きなものは2m以上にもなります。美しい氷筍が群生して輝く神秘の世界を体感することができます。
また、近くには「山根温泉べっぴんの湯」がありますので、洞窟探検の後は温泉にゆっくり浸かってみてはいかがでしょうか。
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内間木洞夏まつり | 内間木洞内部の様子 |
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様々な表情を見せる氷筍 | 様々な表情を見せる氷筍 |
お問合せ先
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