プレスリリース
八溝山周辺で初めてニホンジカを捕獲しました
~自然環境へのシカによる影響を防ぐために、新たな一歩~
近年、全国的にニホンジカ(以下、シカという。)の生息分布が拡大し、樹木の剥皮や苗木の食害をはじめとする森林・林業など自然環境への被害が深刻化しています。
関東森林管理局では、これらの被害に対応するためのシカの捕獲や各種の防護対策に取り組んでおります。
この度、福島県、茨城県、栃木県に跨る八溝山周辺(シカの低密度生息地域)において、初めてシカ1頭(オス)を棚倉森林管理署管内の国有林(福島県東白川郡棚倉町大字戸中字那須道)で捕獲しました。
1.捕獲の方法
八溝山周辺のシカの生息数は低密度とみられています。今回は事前に調査を行い、また、餌や塩の固まりでおびき寄せ「くくりわな」で捕獲しました。2.今後の予定
この地域では、「福島茨城栃木連携捕獲協議会」(福島県、茨城県、栃木県)による捕獲事業が10月から行われています。関東森林管理局では、同協議会とシカの生息状況や調査結果の共有など、連携してシカ捕獲を継続することにより、被害の防止に努めていきます。お問合せ先
関東森林管理局
担当者:計画保全部保全課 菊池、糸永
ダイヤルイン:027-210-1179
FAX番号:027-210-1182