(生態6)佐武流山周辺森林生態系保護地域
1.森林管理署
中越森林管理署2.森林計画区
中越森林計画区3.所在地
新潟県南魚沼郡湯沢町4.林小班
三国山国有林、苗場山国有林46い外5.面積
3,953.53ha(保存地区:1,819.46ha 保全利用地区:2,134.07ha)6.設定年月日
平成4年(1992年)佐武流山周辺 森林生態系保護地域保護林に設定。7.法的規制
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、国立公園地種区分未定の特別地域(第1種相当)、国立公園普通地域8.設定目的
佐武流山周辺は、日本海側の森林植生から太平洋側の森林植生への推移帯にある原生的な森林により構成され、標高差も1,340mあることから、植物相、植生ともに豊富である。亜高山帯ではオオシラビソを主体にした森林とチシマザサの風衝草原や自然低木群落が、山地帯ではコメツガ、トウヒ、クロベなどの針葉樹林とブナ林が分布している。
このため、これらの原生的な森林生態系を保存することにより、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資するため設定する。
9.特 徴
標高1,050m~2,190m。保護林内の標高の高い場所には、ササ草原、ナナカマドからなる亜高山低木群落、オオシラビソからなる風衝地低木群落、オオシラビソ群落が見られ、斜面中部から下部にかけて、クロベ群落、ブナ-ミズナラ群落などが分布している。
鳥類では、ルリビタキ、メボソムシクイなど亜高山帯の種や、アオゲラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、クロジなどのブナ帯の種、カワガラスやキセキレイなど渓流性の種などが確認されている。
10. 保護・管理及び利用に関する事項
保存地区の森林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保存利用地区の森林は、原則として、保存地区の森林に外部の環境の変化が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすものとする。
11.保護林モニタリング概要
2021調査概要(PDF : 426KB)12. 位置図
佐武流山周辺森林生態系保護地域(PDF : 367KB)お問合せ先
計画保全部 計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1265