このページの本文へ移動

関東森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    (生態5)利根川源流部・燧ケ岳(ひうちがたけ)周辺森林生態系保護地域

    Image 1
    Image 2
    Image 3
    Image 4

    1.森林管理署

    利根沼田森林管理署・中越森林管理署

    2.森林計画区

    利根上流森林計画区・中越森林計画区

    3.所在地

    新潟県魚沼市・南魚沼市/群馬県利根郡みなかみ町

    4.林小班

    大利根国有林、入山国有林、シク沢国有林、水クミ戸沢国有林、魚沼市赤ノ川表国有林159い外

    5.面積

    20,085.77ha(保存地区:3,861.67ha 保全利用地区:16,224.10ha)

    6.設定年月日

    平成元年(1989 年)利根川源流部・燧ケ岳周辺 森林生態系保護地域保護林に設定。

    7.法的規制

    水源かん養保安林、国定公園第1種特別地域、国定公園第2種特別地域、国定公園特別保護地区、国立公園第2種特別地域、国立公園特別保護地区、自然環境保全地域特別地区、自然環境保全地域特別地区、県立自然公園第1種特別地域、県立自然公園第2種特別地域、県立自然公園第3種特別地域、鳥獣保護区特別保護地区、文化財保護法に基づく史跡名勝天然記念物、鳥獣保護区

    8.設定目的

    利根川源流部・燧ケ岳周辺は、ブナ・オオシラビソ・コメツガ・クロベ・キタゴヨウ等の原生的な天然林と雪田植物群落湿原植生、ササ群落など豊富な植生が分布している。
    このため、これらの原生的な森林生態系を保存することにより、自然環境の維持、野生生物の保護、遺伝資源の保存、 森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資するため設定する。

    9.特 徴

    標高860m~2,140m。
    中越地域側は、亜高山帯にはオオシラビソ群落、山地帯にはチシマザサ-ブナ群団が広がり、雪蝕地形にはウラジロヨウラク-ミヤマナラ群団、やせ尾根や岩尾根にはアカミノイヌツゲ-クロベ群集、稜線にはチシマザサ草原が分布している。
    平ヶ岳周辺の稜線付近では、コメツガ林、オオシラビソ林、雪田植物群落、湿原植生が分布し、丹後山では山腹斜面にブナ林、尾根上部には自然低木群落が分布している。
    哺乳類はツキノワグマ、カモシカ、キツネ、サルなど 18 種、鳥類はイヌワシなど 62 種、昆虫類は 177 種の生息が確認されている。
    利根上流地域側は、群馬県の最北部に位置し、新潟県との県境をなす大水上山を中心に 2,000m 近い山に囲まれた地域で、南側から利根川が浸食し深い谷が形成され、著しく急峻な壮年期地形を呈している。位置的には太平洋側に面しているが、冬季に日本海から北西の季節風をまともに受ける豪雪地帯で、ブナ、オオシラビソ、クロベ、キタゴヨウ等の原生的な天然林と、雪田草原、ササ群落など豊富な植生が分布している。
    ほとんどの地域が自然状態にあり、ツキノワグマ等 18 種の哺乳類、62種の鳥類等が確認され、多様な野生生物が生息している。(前橋営林局、1990)

    10.保護・管理及び利用に関する事項

    保存地区の森林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。
    保全利用地区の森林は、原則として、保存地区の森林に外部の環境の変化が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすものとする。

    11.保護林モニタリング概要

    2019調査概要(PDF : 296KB)

    12.位置図

    利根川源流部・燧ケ岳周辺森林生態系保護地域(PDF : 333KB)

    お問合せ先

    計画保全部 計画課

    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:027-210-1265

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader