(生態1)朝日山地(あさひさんち)森林生態系保護地域
1.森林管理署
下越森林管理署村上支署2.森林計画区
下越森林計画区3.所在地
新潟県村上市4.林小班
岩井又国有林、雑木平国有林、三面山国有林1074い外5.面積
22,340.45ha(保存地区:12,293.12ha 保全利用地区:10,047.33ha)6.設定年月日
平成15年3月(2003年3月)朝日山地 森林生態系保護地域保護林に設定。7.法的規制
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、国立公園第1種特別地域、国立公園第2種特別地域、国立公園第3種特別地域、国立公園特別保護地区、鳥獣保護区特別保護地区、鳥獣保護区8.設定目的
朝日連峰は、日本海側型東北(雪国)気候区に属する隆起山地であり、大朝日岳を主峰とする主稜線といくつかの支稜は非対称山稜を呈している。この地域の主要部分は、人為の介入がほとんど無く、我が国最大規模のブナ林等原生的な自然状態が維持されていることに加え、低地から高山帯まで広範な植生帯が存在し、亜高山帯針葉樹林を欠き低木林が発達する豪雪地特有の植生が見られるなど、変化に富んだ種々の生態系が展開し、多様な動植物が生息・生育している。
このため、これらの原生的な森林生態系を保存することにより、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資するため設定する。
9.特 徴
保護林は新潟県と山形県の県境に位置し、北は大鳥屋岳から南は柴倉山、西は鹿森山まで広がり、その多くは岩肌が露出した林地外となっている。保護林の西側には天然生林が見られる。当地域の地形的な特徴は、地塊山地であり、台形をなしている。
主稜及び大きな支稜の尾根筋は山頂緩斜面が広く発達しており、所々に周氷河地形が見られる。
また、季節風に伴う積雪によって西緩東急の非対称地形を呈しているのも特徴となっている。
河谷部については、いずれも急勾配であり瀑布や激流が所々に見られる。
10.保護・管理及び利用に関する事項
保存地区の森林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保存利用地区の森林は、原則として、保存地区の森林に外部の環境の変化が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすものとする。
11.保護林モニタリング概要
2018調査概要(PDF : 333KB)12.位置図
朝日山地森林生態系保護地域(PDF : 258KB)お問合せ先
関東森林管理局計画保全部計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1158