（希少82）元清澄山（もときよずみやま）ツガ・ヒメコマツ遺伝資源希少個体群保護林

1．森林管理署

千葉森林管理事務所

2．森林計画区

千葉南部森林計画区

3．所在地

千葉県君津市

4．林小班

60い1外

5．面積

170.29ha

6．設定年月日

平成2年4月1日（1990年4月1日）元清澄山林木遺伝資源保存林に設定。
平成30年4月1日 旧元清澄山林木遺伝資源保存林から名称変更。

7．法的規制

水源かん養保安林、都道府県自然環境保全地域特別地区、都道府県自然環境保全地域普通地区、鳥獣保護区

8．設定目的

房総半島においては数少ない、モミ、ツガを主体とし、カシ類等の暖温帯性植物が混生する天然林である。
また、林内にはヒメコマツやキヨスミミツバツツジ等が自生しており、植物分布上及び学術上貴重である。
このため、モミ、ツガを主体とし、ヒメコマツ、キヨスミミツバツツジを含む群落の希少な個体群を保護するため設定する。

9．特徴

標高170～340m。
本保護林は元清澄山の西側斜面から北へくの字型に広がり、全てが天然生林である。
保護林は、高齢木・老齢木からなるモミ・ツガに中齢のカシ類などが混在している様相を呈している。
モミ・ツガの胸高直径は80～95cm程度。
ヒメコマツは、モミ、ツガに混じって単木として生育している。

10．保護・管理及び利用に関する事項

禁伐、更新は原則として天然下種更新によることとする。

11.保護林モニタリング概要 

2023調査概要(PDF : 5,267KB)

12.位置図

元清澄山ツガ・ヒメコマツ(PDF : 645KB)