このページの本文へ移動

関東森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    (希少80)長九郎(ちょうくろう)シャクナゲ希少個体群保護林

    Image 1
    Image 2
    Image 3
    Image 4

    1.森林管理署

    伊豆森林管理署

    2.森林計画区

    伊豆森林計画区

    3.所在地

    静岡県賀茂郡松崎町

    4.林小班

    静岡県賀茂郡松崎町天城山池代入1420の1国有林、西伊豆町大澤里771の1国有林511 は外

    5.面積

    7.38ha

    6.設定年月日

    平成3年4月1日(1991年4月1日)長九郎シャクナゲ植物群落保護林に設定。
    平成30年4月1日 保護林範囲を拡充旧長九郎シャクナゲ植物群落保護林から 名称変更。

    7.法的規制

    水源かん養保安林、保健保安林

    8.設定目的

    長九郎山頂部にある、ホンシャクナゲの亜種にあたるキョウマルシャクナゲ(アマギシャクナゲを含む)の群落で、学術上貴重である。
    また、保護林の一部には、キョウマルシャクナゲ(アマギシャクナゲを含む)の本来の生育立地であるブナ群落も分布している。
    このため、キョウマルシャクナゲ(同)が生育する群落、及び、ブナ群落の希少な 個体群を保護するため設定する。
    キョウマルシャクナゲは、花はアズマシャクナゲと同じ5数性だが、枝振りにしまりがないこと、葉が大きく裏に毛がほとんどないことなど、ホンシャクナゲの特徴を持つとして、ホンシャクナゲの変種とされている。
    また、アマギシャクナゲは、キョウマルシャクナゲの品種であり、キョウマルシャクナゲに比べ、葉はやや厚く若葉の表面に白色の綿毛がある点で区別される。
    当該地域のシャクナゲは、両者が混在しているようであるため、変種名、品種名を確定させず、保護林名称は従来から用いられてきた『長九郎シャクナゲ』としている。

    9.特徴

    標高920~990m。
    キョウマルシャクナゲ(アマギシャクナゲを含む)は保護林内の尾根部を中心に分布している。
    キョウマルシャクナゲ(同)が多く生育している場所も上層はアカガシを主とする常緑広葉樹に覆われている。
    キョウマルシャクナゲ(同)の本来の生育地であるブナが生育している区域は、保護林上部の一部である。

    10.保護・管理及び利用に関する事項

    原則禁伐、更新は原則として天然下種更新によることとするが、保護対象種の特性を勘案して、必要に応じて保護管理に必要な最小限の伐採は行う。
    (キョウマルシャクナゲの生育を脅かす上層のアカガシ等の常緑広葉樹、林内のアセビ等の間伐など)

    11.保護林モニタリング概要

    2020調査概要(PDF : 357KB)

    12.位置図

    長九郎シャクナゲ(PDF : 896KB)

    お問合せ先

    計画保全部 計画課

    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:027-210-1265