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関東森林管理局

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    (希少37)流石山(ながれいしやま)・大峠(おおとうげ)希少個体群保護林

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    1.森林管理署

    塩那森林管理署

    2.森林計画区

    那珂川森林計画区

    3.所在地

    栃木県那須塩原市

    4.林小班

    栃木県那須塩原市白湯山国有林170は1林小班外

    5.面積

    97.31ha

    6.設定年月日

    平成18年4月1日(2006年4月1日)流石山・大峠風衝地植物群落保護林に設定
    平成30年4月1日 旧流石山・大峠風衝地植物群落保護林から名称変更

    7.法的規制

    水源かん養保安林、国立公園第2種特別地域、国立公園普通地域、鳥獣保護区

    8.設定目的

    流石山・大峠周辺は、冬季の季節風による雪庇の発達がもたらす特異な植生が分布し、全国的に見ると分布のほぼ南東端にあたるミヤマナラ群落が分布している。
    ミヤマナラ群落が発達する地形と、ハイマツ群落、ニッコウキスゲなどが優占した雪田草原などが地形に応じて分布域を異にしており、地史、地形、気象との関係における分布域の問題を考察する上でも極めて貴重である。
    このため、特異な分布を示すこれらの亜高山帯植生からなる群落の希少な個体群を保護するため設定する。

    9.特徴

    標高1,350~1,820m。
    本保護林は栃木県と福島県の県境に位置している。
    硫気火口原が発達した茶臼岳等とは異なった姿を持つ地域で、県境稜線に沿ってミヤマナラ、ガンコウラン、ニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ、ササ類などがブナ帯を抜けた山頂斜面において特有の景観やお花畑を形成している。
    ミヤマナラ群落は、雪崩斜面や適度の積雪と激しい風衝地形に発達している。
    ミズナラの変種とされる、ミヤマナラは、特有の地形を持つ日本海側多雪地帯の亜高山帯では比較的普通に見られ、しかし、この地域のミヤマナラは、全国的に見るとほぼ南東端に当たり、基準種で高木性のミズナラとの関係など種分化の問題、地史、地形、気象との関係における分布域の問題を考察する上でハイマツと並んで貴重な種となっている。

    10.保護・管理及び利用に関する事項

    禁伐、更新は原則として天然下種更新によることとする

    11.保護林モニタリング概要

    2024調査概要(PDF : 253KB)

    12.位置図

    流石山・大垰ミヤマナラ(PDF : 508KB)

    お問合せ先

    関東森林管理局計画保全部計画課

    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:027-210-1158