(希少31)戦場ヶ原(せんじょうがはら)湿原希少個体群保護林
1.森林管理署
日光森林管理署2.森林計画区
鬼怒川森林計画区3.所在地
栃木県日光市4.林小班
栃木県日光市日光2482の1国有林1103ハ4林小班5.面積
174.68ha6.設定年月日
昭和53年4月1日(1978年4月1日)戦場ヶ原湿原植物群落保護林に設定。(変更年月日平成5年4月1日)平成30年4月1日旧戦場ヶ原湿原植物群落保護林に名称変更。
7.法的規制
水源かん養保安林、国立公園特別保護地区、鳥獣保護区特別保護地区8.設定目的
男体山の噴火によって川がせき止められてできた湿原で、学術上貴重である。湿原の大部分はヌマガヤ、オオアゼスゲ、ワタスゲなどが生育する中間湿原により構成され、ヒメミズゴケが厚く積もった高層湿原は湿原の中央部付近に成立している。
生育している植物は350種類にも及ぶ。
このため、高層湿原・中間湿原を形成する群落の希少な個体群を保護するため設定する。
9.特徴
標高1,390~1,400m。本保護林は、戦場ヶ原湿原のほぼ全域を含む。湿原内には自然研究路として遊歩道が整備されている。
調査は遊歩道沿いに限られているが、保護林内の湿原部はヨシが優占する低層湿原が広がり、湿原周囲はシラカンバやカラマツの優占する林相で、沢の流入部はヤマハンノキやズミの優占する林相にある。
10.保護・管理及び利用に関する事項
原則手を加えず、自然の推移に委ねることとするが、人為的な影響により湿原に改変が及んだ場合には、必要に応じて復元のための対策を実施する。11.保護林モニタリング概要
2022調査概要(PDF : 5,242KB)12.位置図
戦場ヶ原湿原(PDF : 644KB)お問合せ先
計画保全部 計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1265