(希少15)小川ブナ希少個体群保護林
1.森林管理署
茨城森林管理署2.森林計画区
八溝多賀森林計画区3.所在地
茨城県北茨城市4.林小班
茨城県北茨城市和尚山国有林1001い1(小川ブナ群落)
1001い2(小川ブナ)
1003わ(定波シラカバ)
5.面積
103.51ha6.設定年月日
平成元年4月1日(小川ブナ群落)(1989年4月1日)昭和44年4月1日(1969年4月1日)(変更年月日:平成5年4月1日)(小川ブナ)
昭和59年4月1日(1984年4月1日)(変更年月日:平成5年4月1日)(定波シラカバ)
平成30年4月1日 旧小川ブナ群落林木遺伝資源保存林、旧小川ブナ植物群落保護林、旧定波シラカバ植物群落保護林を統合。
7 法的規制
水源かん養保安林、県立自然公園第1種特別地域、県立自然公園第3種特別地域、鳥獣保護区8.設定目的
ブナ、ミズナラ、コナラを主体とした代表的な温帯性原生林で、中間温帯域に位置する八溝多賀地域では貴重な森林である。また、茨城県内におけるシラカンバの自生地は非常に少なく、特に群生するシラカンバは、この地域にとって学術上貴重である。
さらに、当該保護林は、林木育種事業を計画的、効率的に実施するために遺伝子補給源として活用されており、遺伝資源の確保上貴重である。
このため、これらの植物が生育する群落の希少な個体群を保護するため設定する。
9.特 徴
標高570~730m。本保護林は、コナラ・ミズナラが優占し、ブナ(大径木、胸高直径の最大は115cm程度、ブナ大径木は散在している程度、枯損が進行)やイヌブナが散在している林相と、全体的に樹高が低く、高木のブナは生育しているものの高齢木には至っておらず成熟途上の段階にある林相の 2 タイプに大別される(面積比は前者が1/3、後者が2/3程度)。
後者の林相は一部の谷筋に老齢成熟林が認められるが、老齢成熟段階にあるものはコナラやミズナラが主体となっている(胸高直径の最大はコナラの80cm程度)。
シラカンバが生育している林分は、林分にわたって、コナラやヤマザクラなどの雑木類にシラカンバが混生している林相にある。
10.保護・管理及び利用に関する事項
原則禁伐、更新は原則として天然下種更新によることとする11.保護林モニタリング概要
2022調査概要 (PDF : 5,413KB)12.位置図
小川ブナ (PDF : 246KB)お問合せ先
計画保全部 計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1265