足尾荒廃地の緑化
概要
足尾地区三川ダム上流 (左:仁田元沢中:松木沢右:久蔵沢) 画像をクリックすると拡大します。 |
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足尾精錬所付近の状況(昭和28年) |
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植生盤による緑化
- はげ山となった荒廃地の復旧は困難を極めましたが、試行錯誤を繰り返した結果、植生盤を用いた緑化工法が昭和30年代に確立され全面的に採用されました。
- 「植生盤」の採用により足尾の緑化は大きく進展しました。(昭和35年頃)
植生盤製作機「リョッカー」 | 完成した植生盤 | 斜面に植生盤を等高線状に貼り付けます |
航空機による緑化
- 昭和40年に入ると、人の手では緑化が困難だった奥地急傾斜地などにも、ヘリコプターを利用した緑化工法が全国に先駆け導入されました。
ヘリによる種子散布(肥料・種子・養生材) | 緑化による植生の生育状況 |
よみがえった森
- かつては草木が枯れ果てた山肌も、現在では、久蔵沢や安蘇沢を中心に緑が着実に回復しつつあります。緑が回復するにつれ、山にはツキノワグマやニホンカモシカ、川にはイワナやヤマメといった生きものが見られるようになってきています。
昭和30年代前半の久蔵沢の状況 |
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平成22年の久蔵沢の状況 |
昭和30年代前半の安蘇沢の状況 |
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平成22年の安蘇沢の状況 |
お問合せ先
計画保全部 治山課
担当者:企画係
ダイヤルイン:027-210-1190